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バングラデシュ

独立直後より人づくり支援を継続
マングローブの森は“緑の防波堤”に

1971年、パキスタンからの独立後、各分野での人材育成が急がれたバングラデシュにおいて、オイスカは訪日研修生の受け入れを1974年より始めました。
その後、祖国のために力を尽くしたいという帰国後の彼らの熱意が愛知県の会員の心を動かし、1981年にダッカ郊外のサバール郡ナラシンプール村に研修センターが設立されました。また、イスラム教徒が多い同国では、女性が男性を一緒に研修をすることが難しく、日本の外務省の支援を受け、女性のための研修センターも設立しました。

バングラデシュでの活動は、ダッカ近郊の両研修センターでの人材育成活動とマングローブ植林活動、そして「子供の森」計画の3つに分けられます。

継続して実施している研修事業もすでに40年ほど経ち、多くの研修生OBを輩出してきました。また、これまで南東部のチッタゴン管区で進められてきたマングローブ植林プロジェクトでは運河沿いに緑の防波堤となる長く大きな緑の回廊ができ、サイクロンなどの自然災害に対する備えとしても役割を果たしています。加えて2019年からは、インド国境に近い西部クルナ管区でもマングローブを植え始めました。

人口
1億6,469万人(2020年10月IMF推計値)
一人当たりのGDP
1,998USドル(同)
森林率
14.47%(2020年FAO公表値)