みなさん、Apa kabar(お元気ですか)?
国際協力ボランティアの川村です。
1週間ほど西ジャワ州のお隣の中部ジャワ州に出かけていました。
中部ジャワ州のカランガ二アル県にもオイスカの研修センターがあり、
今回はそこでの出来事をお伝えします。
いきなりですが、なんと、研修センター滞在中にインドネシアの結婚式に参加することができました!!
なんでも、センターのスタッフSolehさんの友だちで、センターで短期研修を受けていた方の
結婚式のようなのですが、センターから車で2時間ほど離れた会場に到着すると
最初に目に入ったのが、積み上げられたスピーカーと大きなテント。
そしてなぜか露店まで。結婚式というよりお祭りといった感じです。
Solehさんの後に続いてテントの中に入るとステージがあり、楽器の準備までされています。
テントは運動会レベルの大きさではありません。
日本のお祭りのステージに利用されるあの大きさのテントです。
イメージできますか?結婚式ですよ?
花嫁、花婿はまだ準備ができていないため、準備をしているご自宅へ行ってみました。
入口には花嫁の親戚らしき女性がおり、Solehさんと何事か話した後
「彼女の友だちなのね、入って、入って(英語)!!」と言われご自宅の中へ案内されました。
そこには・・・見事に着飾った、美しい花嫁の姿が!!
「Oh! Sangat cantik(とても美しい)!!」と連呼しながら夢中で写真を撮りました。
ジャワの典型的な花嫁衣裳らしいのですが、ジャスミンの花飾りをつけ、
そしてその香りが美しさをまた際立たせています。
花婿の方もクリスと呼ばれるジャワの刀を腰につけ、
そしてブランコン(Blankon)と呼ばれる帽子を被っています。
初めに花嫁が会場に入り、そして花婿が遅れて会場入りします。
花嫁はレッドカーペットの途中まで花婿を迎えに行きそこで儀式を行い、
花嫁の父親の後に続きながら二人は中央の席に行き着座します。
二人が座ると正面のステージではジャワの音楽の生演奏に合わせて歌い手が歌います。
また遠くにいるため新郎新婦がよく見ない人のために動画撮影も行われ、
それぞれの場所に設置されたモニターに式の模様が映し出されます。
Solehさんの話では、この結婚式はジャワの典型的なスタイルなのだそうです。
こうした伝統的なジャワの結婚式を目にすることができ、とてもいい経験ができました。
それ以上に幸せな二人の門出に立会えてとても嬉しかったです。
ただ、心残りが・・・。実は会場に着くまで、私は行き先が結婚式会場だと知りませんでした。
片言の日本を話すSolehさんに片言すらインドネシア語を話せない私の組み合せなので、
農場見学とばかり思っていた私は農作業着にスニーカーといういで立ちで参加する羽目に。
こんな汚い格好で式に参加したにも関わらず、
笑顔で「わざわざ日本から来てくれてありがとう!!(インドネシア語)」と
温かく招き入れてくれた花嫁のRustantiさん、どうもありがとうございました。
Terima kasih(ありがとう)!!そしてSelamat(おめでとう)!!