2015年2月20日

水危機克服へ讃岐からの国際協力

  • 国内スタッフ
  • こんにちは。 オイスカ四国支部の池田です。

    kagawa「建国記念の日」の2月11日(水)、香川大学主催の市民講演会「水危機克服へ讃岐からの国際協力」が開催され、オイスカ四国研修センターの萬代所長より「乾燥地域における国際協力活動inミャンマー」というタイトルで、オイスカの取り組みを報告しました。

    初めて今回の講演会について知った時、「水危機克服?なぜ讃岐?」と思ったのですが、最近「うどん県」で知られる香川県は、降雨が少ない上に面積が小さく、山地に降った雨は河川から海へ流れてしまうので、ため池を多く造って農業用水や生活用水を確保したり、隣県の河川やダムから工業用水を確保したりして、日々の営みを続けてきたという背景があります。

    そのような歴史の中で培われた文化や技術を、近年の気候変動による影響等に苦しんでいるアジア太平洋地域での国際協力活動に活かそうというのが今回の講演会の目的のひとつ。
    JICA・香川県・香川大学・オイスカ・企業などから事例報告があり「21世紀は水の世紀」と言われる時代に、日本や香川県、或いは個人として、どのような国際協力ができるのか、参加された方は真剣に話を聴いていました。

    kagawa2余談ですが、ため池の多い香川県で、全国的に有名なのは弘法大師・空海が工事を始めたことでも知られる日本一大きい「満濃池」。その空海と言えば四国88ヵ所霊場を開創され、昨年は1200年を迎えたことから多くのお遍路さんが、四国を巡られたようですが、何と先月、NYタイムズ紙「2015年に行くべき場所52ヵ所」に日本で唯一、35番目で選ばれました。 http://www.shikoku-it.com/info/info20150116.html

    ますます四国の魅力を感じる今日この頃です!!

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