2012年1月21日

青年海外協力隊員の協力

  • フィジースタッフ
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。

    青年海外協力隊員の協力
    青年海外協力隊の車輌整備士で来フィジーしている安江さん(右前)の説明を真剣に聞くオイスカフィジースタッフ(左からフィリペ(2003年西日本研修生)、ゼルア(2003年、2009年西日本研修生)、テビタ)

    日本の人がすぐに思いつく国際協力と言えば「青年海外協力隊」ではないでしょうか。国際協力をしたいと考えている技術やスキルを持った人が、約2年間の期間で本人の強みを活かした国際協力を各国で実施する。日本が行っている顔の見える国際協力として有名ですね。
    ここフィジーでも多くの協力隊員が活躍していて、その中の一人、フィジーのビチレブ島につぐ第二の島、バヌアレブ島に駐在して、車輌整備の指導をしている安江さんという方が、オイスカ・フィジーの研修センターで使用している車輌のメンテナンス研修のために、遠路はるばる来てくれました。
    ビチレブ島は、島の周囲を走るクイーンズロード以外は舗装されている道があまりありません。また舗装されていてもところどころに穴があいていて、走っていると車が大きく衝撃を受けます。オイスカが活動する現場も、またセンターでさえも町に行く時に必ず毎回未舗装の悪路を数十分通るため、日本では考えられない速さで車がダメージを受けてしまいます。 日頃から車の故障と修理を繰り返している研修センターのスタッフは、真剣に安江さんの作業について説明を受けました。また、安江さんとしても実際に活用されている車輌の整備はあまり機会がないようで、フィジーと日本の状況の違いなどを学ぶ機会になる、と前向きに協力をしてくれています。
    残念ながら、どのプロジェクトでも活用している貴重なトラックに素人では直せない傷が見つかり、修理が必要となりましたが、事故が起こる前に故障を発見し、安全管理を徹底できたことは幸いでした。今後も毎日の管理と定期的なメンテナンスで、限られた車輌を長く使用していけるようにしていく必要があります。 「こんなトラックがあれば・・・」とないものねだりをせずに、オイスカの各国の現場では、限られた中でも最善の方法で、活動を進めています(本音は新しいトラックが欲しいのですが・・・笑)。 ビナカ!

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