こんにちは、バゴ研修センターの中川です。
今回は、前回に引き続き、オイスカ茨城推進協議会(以下、推協)の皆さんのネグロス訪問の様子を日本の音楽普及活動を通してお伝えしたいと思います。
8月23日、バゴシティーホールにてバゴ市・教育省・オイスカの共催で、第21回茨城ミュージックコンサートが開催されました。これまで推協が寄付して下さった鍵盤ハーモニカやリコーダーを使用し、バゴ市にある9つの小学校から1,100人が参加。各校、日本の童謡とディズニー映画の曲を1曲ずつ披露!音楽だけではなく、見せ方も工夫されており、素敵な衣装やダンス、歌など各校の個性あふれる発表が行われました。来場者も約4,000人を超え、盛大なコンサートとなりました。また、バゴ大学でダンスを指導して下さった小野瀬智士さんがダンスサークルとコラボダンスを披露。練習の際には、言語の違いに戸惑ったと仰っていましたが、息の合ったダンスは圧巻でした。ミュージックコンサートの様子は、Facebookを通してこちらから見ることが出来ます。ぜひ、ご覧ください!!
(今回のツアーを通して)
今回のツアーの中で、推協会長の小野瀬さんが「フィリピンの子どもたちがなにか一生懸命になれるものをつくりたい」と仰っていた言葉が印象的でした。スポーツでも音楽でも勉強でも、なにかを一生懸命頑張った経験、そこで出会う人々によって多くのことを学び、今後の糧へ繋がるように思います。また、柔道家の仮屋先生は「同じ柔道を教えても、日本だったらどれだけ楽をして効率的に時間を過ごすかを考える学生が一定数はいる。でも、フィリピンの学生はみんな目を輝かせて熱心に話を聞き、柔道に取り組んでくれる。誰一人として友達とおしゃべりしている学生はいない」と仰っていました。このようなフィリピンの学生の一生懸命な姿勢こそが推協の皆さんが何度もネグロスに足を運び、活動をして下さっている原動力になっていると思います。
茨城から、日本のスポーツと音楽がフィリピンへ。そこには、ただの技術の普及ではなく、日本の人々の思いとフィリピンの人々の思いがお互いに届き、通じ合っているからこそ広がっているのではないかと感じました。茨城推進協議会の皆さん、ありがとうございました!!次回の来比をお待ちしております。