本部・啓発普及部のグラゼンです。
オイスカ四国研修センターからこのブログを書いています。
私は英語で書いているのですが、相棒の“グーグル翻訳”が日本語にしてくれています。
グーグル翻訳は本当に優秀で、私にとってはなくてはならない存在です!
日頃から、厨房を切り盛りし、「農」「食」について研修生に指導してくださっている菅原さんが不在の間、センターからも近い、まんのう町や三豊市、坂出市、観音寺市から6人のオイスカ会員さんが交代で食事の準備を手伝ってくれることになりました。そのうちの1人、平井英津子さんとお話することができました。
平井さんは、私がこれまで出会ったオイスカ会員さんの中で最もエネルギッシュな方です。
彼女は、「この言い方を知っていると長野さん(東京本部に勤務している香川県出身のスタッフ)にも自慢できるよ」と、コテコテの讃岐弁(香川県の方言)を教えてくれました。その一つが「せんでええん!」(しなくていいの!)。東京に帰ったら早速使ってみたいと思います。
平井さんから伺い、印象に残ったお話を紹介します。
平井さんは2005年にオイスカに入会してくださっています。入会の理由を聞いたところ、「オイスカはアジアの方々と出会う機会を与えてくれ、みなさんと交流することができ、とても新鮮で良かった」と答えてくれました。
オイスカのイベントに何度も参加し、研修生と文化交流の機会を作ってくださり、深いお付き合いをしてくださっている平井さんですが、コロナ禍でオイスカの仲間、研修生、スタッフに会うこともなかなかできず、国外に住むオイスカの訪日研修生OBたちを訪問することは全くできなくなり、残念に思っているそうです。
コロナの前にはマレーシアのサバ州を2回訪問したことがあり、1回目はサバにあるオイスカの研修センターで日本語教師のボランティアをしている漆原先生に会いに行かれたそうです。2回目は、四国研修センターでスタッフとして勤務していたこともあるガディさんと一緒に、サバ州ならではの生活体験をしてきたそうです。コロナが終息したら、オイスカで出会ったメキシコの研修生OBに会いに行きたいそうです。
ほとんど日本語が話せなかった入国したばかりの研修生が、1年後の修了式の時には、とても流暢な日本語で、帰国後のアクションプランを発表する様子に成長を感じたり、また、彼らが「ハングリー精神、自分のため、家族のため、国のために」と話すのを聞いたりすると、戦後の日本人の想いが重なり、胸が熱くなると話してくれました。
これまで、あまり会員の皆さんとじっくり話す機会がなかった私にとって、平井さんのお話はとても学びの多いものでしたが、特に心に残ったのは、「何かのかたちでオイスカに関われるとしたら、それは会員として、とても意義があることだから、楽しまなくちゃ」と話してくださったことです。
まさに今、研修センターでは、人手不足で苦労しているので、平井さんがセンターの食堂をお手伝いしてくださるというお申し出はとてもありがたいことでした。
平井さんと出会ったことで、オイスカ会員さんが私たちにとってどんなにありがたい存在か、会員さんの心の広さやあたたかさを肌で感じています。貴重な時間とエネルギーをオイスカに費やしてくれることに感謝しています。本当にありがとうございます。
前回のブログでの約束通り、平井さんたちがお手伝いしてくださった料理の写真をいくつかご紹介します。どれも本当においしかったです!! ありがとうございました。