広報室倉本です。中部日本研修センター出張レポート第三弾です。まだ続きます。
第二弾で紹介したフォレスターズスクールを開催しているその頃、中部日本研修センターの新しい農業研修生が来日しました。
この日はあまり彼らとお話することができず、いつ挨拶しようかと思っていた翌々日の2月3日の朝。スタッフの事務所を出ると、何やら教室の方から大きな声が聞こえてきました。
覗いてみると、小杉裕一郎所長と研修生たちの姿が。どうやら、同日に入国した技能実習生も一緒に、研修の第一歩である挨拶の練習をしているようでした。「起立」「気をつけ」「礼」「着席」または「わかれ」。これらの号令をリーダーとなる研修生が行い、全員が動きを揃えて元気よく挨拶をします。
この挨拶は、日本語の授業や毎日のミーティングの前後含め、研修期間中毎日何度も行われる基本中の基本。動きが遅れてしまった人がいればもう一回。礼の姿勢と角度も合わせ、何度も練習します。
私もセンターで実施する新入社員研修に参加した際勉強したなあと思いつつ、私もしゃんとしようと、教室の後ろで日頃猫背の背筋を伸ばそうと試みます。
そうこうしているうちに、小杉所長からのOKが。
そして、さっそく練習した「ありがとうございました」の挨拶を行い、解散。日本語の挨拶はまだ不慣れなところもありましたが、礼の姿勢はみなさんビシッときまっていました。新研修生の1年間の学びがここから始まります。
余談ですが、この日は節分ということで、お昼ご飯には恵方巻が出てきました。
食べる前に、由来を説明して、みんなで今年の方角(西南西)を向きつつ、もぐもぐ。
「どこを見ますか?」「外?」「(しゃべっちゃだめのジェスチャー)」「(あわてて口を抑えるしぐさ)」と、にぎやかに食事をすることができました。
研修生も、技能実習生もこうした日常のひとコマからも、日本語や日本の文化を学んでいくんだなあとほのぼのしました。
そして私は、ひそかに今年は恵方巻を食べることができないのではないかと心配していたので、こうしたセンタースタッフの心配りをありがたく受けることができて満足でした。