「みなさん、こんにちは。
私は今、たくさんの動物たちに、見つめられています。私が誰だか分かりますか?」
こんにちは、広報室倉本です。
上のイラストと台詞から始まる、この「かみしばい」。見覚えのある方はどれほどいらっしゃるでしょうか。もしかしたら、どこかのイベントでご覧になったかもしれません。
新年度が始まり、新鮮な気持ちで始める本日のブログは、この「かみしばい」についてご紹介します。
この「世界の森のおはなし」は、国連「ESDの10年」最終年でもあった2014年に、世界中の子どもたちが自分たちの地域や他の国の「森」や「環境」について身近に考えるきっかけになればと、「子供の森」計画に参加する各国の子どもたちの声※を集めて作成されたものです。
※2012年に5ヵ国(タイ、インドネシア、フィジー、フィリピン、インド)の「子供の森」計画参加校の子ども代表が来日し、自国の環境問題や自分たちの植林活動、環境活動について発表・意見交換を行いました。その際に動物かんきょう会議のプロジェクトチームと共催でワークショップを行い、キャラクターを作成。そのキャラクターが、かみしばいの主人公となっています。
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お話は、日本からのタヌキの「タック」、タイからニシキヘビの「ブアカオ」、インドネシアからカブトムシの「シボラン」など、さまざまな国の動物たちが登場し、自分の国の自然や文化などを紹介。それぞれの国によって森の様子や生き物が違うことに気づき、みんなの国の森を見に行こう!と大きな気球に乗り込みます。
そして、「タイの森のおはなし」「インドネシアの森のおはなし」「フィジーの森のおはなし」と舞台を移していく中で、各々の国の環境問題を目の当たりにするというストーリーです。
かわいらしいキャラクターとやさしい表現で、各国の現状、問題、原因、影響、自然との共生などをしっかり学ぶことができ、子どもと一緒に大人も楽しく環境について考えさせられるような内容となっています。
さらにこれらの「かみしばい」は、「子供の森」計画ホームページから、いつでもWeb上で閲覧、ダウンロードが可能。(下バナーからもご覧いただけます)
また、自動音声機能での上映や、プリントしてかみしばいを作成することもできます。活用ガイドや指導者向けのガイドブックも用意されているので、子どもたちの学びの場ですぐに活用することも。
徐々に暖かくなり、子どもたちも外で遊ぶことの増えてくるこの季節。木や自然に触れながらも、こうしたツールを使って、上のイラストの動物たちのように、世界の森や地球環境について今一度見つめ直してみませんか?