海外事業部•人材育成担当の吉岡です。
昨年、サラリーマンを卒業するに当たり、関心がある地球環境問題を含め次世代を担う若者や子供たちのために何かできないかを考え、2020年11月より、これまでにご縁があったオイスカの仕事をお手伝いさせていただく事になりました。
現在、私の主な仕事は、オイスカが監理団体として受け入れている外国人技能実習生の巡回指導です。現在担当している実習生は、フィリピンとマレーシアからの15名で、派遣先の企業に毎月1回訪問し、企業側には、主に給与の支払いや残業時間等の労務管理上の問題の有無の確認。実習生には勤務状況、健康状態のヒアリングや日本語の指導等を行なっています。
技能実習制度は、もともと「人材育成を通じた開発途上地域等への技能、技術または知識の移転により国際協力を推進すること」を目的に、1993年に創設された制度です。日本国内において労働者不足が叫ばれ、実習生の人数が37万人を超えるなど、技能実習に対する注目度が高まる一方、低賃金や長時間労働、それに伴う実習生の失踪等の問題も見られるようになっています。
オイスカにおいても、これまでに8ヵ国から476名の技能実習生を受け入れていますが、私の担当している実習生の若者たちは、皆とても真面目に技能実習を行なっており、受入企業からも大変評価が高く、無くてはならない存在となっています。
これからも、実習生の日本のお父さんとして、親身になって巡回指導を行うことにより、受入企業と実習生の橋渡し的な役割を果たせるように頑張っていきたいと思います。そして、将来、帰国した実習生の国を訪問し、成長している姿を見ることが現在の夢です。