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こんにちは。四国支部の池田です。 好評連載中のスリランカ・レポートですが、ちょっと一休み。
今回は、マレーシアについてのご案内です。 既にご存知の方も多いと思いますが、10月12日(月)~15日(木)、サラワク州の州都クチンで 第4回ビジネスフォーラム“マラ公団・オイスカビジネスフォーラム 2015 投資セミナー/商談会” が開催される予定です。☞ https://oisca.org/news/?p=7751
サラワク州はマレーシアの面積の約37.5%を占め、 長年オイスカが活動しているサバ州と同じボルネオ島にあり、 マレーシアの首都クアラルンプールからクチンまでは飛行機で約1時間40分、 サバ州の州都コタキナバルからクチンまでは飛行機で約1時間30分、という位置にあります。 クチン市は、このサラワク州の州都で人口約70万人。 マレーシア第8の都市であり、ヨーロッパからの観光地として有名です。 日本人には、サバ州の方が馴染みあるようですが、 昨年の正月映画「トリック劇場版 ラストステージ」のロケ地と言えば、何となくイメージが湧くかもしれません。 昨年7月に初めてクチンを訪問しましたが、 かつてサラワク王国(1841年~1941年の100年間)として君臨した、 イギリス人のブルック家3代の統治時代の歴史的建造物が、 市内の中心を流れるサラワク川の畔に広がり、ガーデン・シティの異名を持つ 緑豊かな街並みが印象に残っています。
(公社)日本マレーシア協会主催の親善使節団プログラムに参加し、 同協会が支援協力している熱帯雨林再生活動地域での植林活動や 先住民族の子供達が通う小学校への訪問、日本人墓地の清掃活動、 セメンゴ野生動物センターの視察など行い、三日間でしたが充実した時間を過ごしました。
同州には、イバン 族など先住民族や中国系、マレー人など、総勢27民族が共存しており、宗教は、キリスト教、イスラム教(マレーシア国教)、仏教、道教、ヒンズー教など各 教徒がいて、多様性が特徴のマレーシアでも、特に多民族多宗教の地ですが、紛争などが起きていない平和な地域とのことで、クチン市内を散歩した際は、明る い雰囲気に包まれ、治安の良さを感じました。
今回のビジネスフォーラム案内へ明記されているように、サラワク州には天然ガスや石油、木材や アブラヤシなど豊かな資源があり、クチンへは既に日本の大手メーカー数社が進出し、電子部品の工業団地が産業を支えています。一方で、森林率67%と広大 な森林の一部は国立公園や森林保護地区として保全が推進されており、エコ・ツーリズムの有名な場所も近郊にあります。因みに冒頭、映画のロケ地として紹介 しましたが、この撮影について現地で協力されたのは、サラワク州在住40年を迎える日本人女性で、ツアー会社を経営する傍ら、クチン日本人会の事務局長と して長く活躍されており、サラワク州政府をはじめ現地要人からも信頼の厚い方です。ご出身が、徳島県ということもあり、四国でのオイスカの活動についてご 存知で、不思議なご縁を感じました。
マレー語で猫を意味するクチン。由来は諸説あるそうですが、毎年ネコ祭りが開催され、ネコの街として有名になり、街のいたる所にネコの像があります。ネコ好きには何とも嬉しい街でしょう。 今回のビジネスフォーラムへの参加申し込みは今月18日(金)までです。 マレーシア市場はもちろん、世界人口の約4分の1、約16億人と言われるイスラム市場への参入をご検討中の多くの事業者様に、是非ご参加いただきたいフォーラムです!!