2021年11月30日

寄付に想いを託す ~ 寄付する側といただく側になってみて~

  • 本部スタッフ
  • 本部から大垣です。

    明日からいよいよ寄付月間!

    とうとう待望の寄付月間が近づいてきましたね!
    Giving Decemberとも呼ばれる12月は多くのNGOにとって、寄付してくださる方々に感謝の気持ちを表し、社会を良くするための繋がりを深める期間です。

    寄付文化が強く根付いた欧米では、Year-end donation(年末寄付)とも呼ばれ、なんと感謝祭からクリスマスにかけて、年間寄付総額の30%を占める寄付活動が行われるそうです。収穫に感謝し、大切な人にギフトを贈る社会の雰囲気が寄付を後押しするのだと思います。

    寄付を通じて社会を変える

    さて、私自身、国際協力に興味を持つまでは「なんか怪しい気がする」「本当に必要としている人に届くのかな~」といった寄付に対する猜疑心から、あまり積極的に関わることはありませんでした。

    けれども、海外で貧困問題に触れる中で、「何かしら貢献したいけど物理的に行けない」「自分の能力じゃ何もできないけど支援に携わっている団体を応援したい」といった気持ちを寄付に託すようになりました。

    実際にこれまでいくつかの活動に寄付してみて、寄付はチャリティのように一過性ではなく、自分の理想とする社会に想いを託す、“応援+意思表示”だと強く感じるようになりました。社会問題への無関心を壊し、社会の一員となる投票に近い活動でしょうか。自分が他者から受けた恩を他の人に分ける、“恩送り”の側面もあります。

    クラウドファンディングならリターン付きの寄附もあります。写真は熊本地震支援活動への寄附のリターンで届いたTシャツ。実施団体はStand by Kumamoto

    寄付をいただく身になってみて

    先般、ミャンマー緊急支援募金が実施されたことは記憶に新しいです。3か月で800名以上の方から、1300万円を超えるご支援が寄せられたことには、心から感動しました。関連する事務作業もお手伝いいたしましたが、多くの方々のミャンマーに対する強い想いが節々で伝わってきました。コロナ禍の苦境の中、遠く離れた人々の心に寄り添う気持ちは本当に尊いです。

    決して忘れてはいけないのが、ミャンマー募金に留まらず、オイスカの日々の活動は4000人を超える多くの会員様のご寄附によって成り立っていることです。実際にNGO職員として寄附をいただく身になってみて、皆様からいただいた有難いご寄付がオイスカ職員の熱意と共に、国内外の現場で支援を必要とする方々に活かされていることを日々実感しています。

    おわりに

    今回の寄付月間のスローガンは「欲しい未来に寄付を贈ろう」です。私の欲しい未来は全ての人々の衣食住が満たされ、自然と調和した生活が実現することです。皆様の思い描く理想の未来はどのような未来でしょうか?

    さて、寄付がどのように世界課題の解決につながるのか?
    本日、11月30日(火)にWeb報告会が開催されます。是非ともご覧ください。

    ■日 時:11月30日(火)12:10~13:00

    ■テーマ:「寄附からつながる世界課題の解決 ~オイスカ冬募金~前編」

    ○12月は寄附月間「そもそも寄附とは?」
    -Giving December共同事務局長 山田泰久 様-

    ○世界課題解決のために私たちができること
    -常務理事 兼 海外事業部部長 森田 章-

    ○山火事の脅威から森を守るために@フィリピン北部
    -海外事業部 調査研究担当部長 長 宏行-

     https://zoom.us/j/95869117649
    (ウェビナーID:958 6911 7649)

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