2020年7月3日

国ボラ経験者ブログ④ 『当時の経験が今の仕事の支えに』

  • 国際協力ボランティア
  • 本部スタッフ
  • こんにちは。本部・海外事業部の高田です。

    私は2009年の4月~2010年の3月まで国際協力ボランティアに参加し、そのままオイスカの海外事業部で活動しています。
    かなり昔の話となり記憶が・・・。正確さに自信がありませんが、私の国ボラ談を紹介したいと思います。

    私がオイスカの国際協力ボランティアに興味を持ったのは、当時の職場からの転職を考えていた時でした。

    「地球環境のために仕事がしたい!」と息巻いて就職したものの、当時は『働き方改革』もまだまだ進んでおらず、寝食を犠牲にして働く日々。毎日、朝、コンビニでささっと買ったおにぎりを昼・晩にほおばる、時にはスキップし、深夜まで残業する日々が続き、当時の願いは
    「あたたかいご飯が食べたい・・・。」
    そんな時、たまたま、日本の食糧自給率の低さを問う雑誌が目に留まりました。

    「あぁ、『日本の食事』はこんなに海外に依存しているんだぁ。食は環境とともに人にとってとても重要なのになぁ。そういえば、私、農業のことほとんど知らないし、国内の環境のことばっかり考えていたけど世界に目を向け考えてみたいなぁ」

    と漠然と思い始め、5年間勤めた先を勝手ながら卒業させていただき、農業と国際協力といったら、オイスカだ!と思い、オイスカの国際協力ボランティアに参加することにしたのでした。

    <国内センターでの活動の思い出>
    私は中部日本研修センターで約半年間、研修生とともに過ごさせていただきました。当時のことを思い出すと、一番に頭に浮かぶのは一緒に過ごした研修生の皆さんの笑顔です。国を越えて人とつながる経験があまりなかった私にとって、とても貴重な時間でした。国や文化も違うため、時には意見が対立することもあったけど、皆、想いは同じ。― 地域の豊かな発展と地球への貢献 ―。東京で普通の仕事をしていたら日々忙しくて考えたり話し合ったりしないような内容のことを毎日、なんだかんだと語り合った日々。私にはとても忘れがたい経験でした。またオイスカが目指している農業の姿を勉強したり、オイスカの国際協力活動を支えて下さっている会員の皆様と直接お話をさせていただいたりすることができ、オイスカ活動の根幹を知ることができました。

    国ボラ1
    怒っているように見えますが、一応、交流会中に意見対立をしていた研修生の皆さんの仲裁をしているところです

     

    <海外での活動の思い出>
    私はもともと環境教育分野が専門だったこともあり、国際協力ボランティア後は「子供の森」計画(CFP)のスタッフとしての活動を希望していました。そのような背景もあり、CFP発祥の地、フィリピンにて実際にCFP活動に参加する機会をいただきました。
    日本の子どもたちに環境のことを話したことはありましたが、海外の子どもたちに話したり、一緒に植林したりすることは、もちろん初めて。現地の駐在員やスタッフの皆さんのご指導のもと色々と学ばせていただき、多くの学校で話をしたり、実際に一緒に木を植えたりしました。
    今は東京本部のスタッフとして、実際に子どもたちと活動を共にすることはほとんどできませんが、今でもその時に一緒に過ごし、苗木を持ってキラキラした目で喜んでいた子どもたちの姿が忘れられません。

    国ボラ2
    町で充電したパソコン1台が貴重な教材に
    国ボラ3
    コゴンという草でつくった紙に絵を描いた教材でのセミナー

     

     

     

     

     

     

     

     

    物資が限られる中でいかに子どもたちに教育を展開していくか、また植林活動を通じてどのように子どもたち、そして地域の人たちの『豊かな暮らし』につなげていくか、を考え、現地の駐在員、そして現地のスタッフの皆さんとともに議論した日々が、今の私の東京本部での活動の原動力になっています。

     

    海外の活動も国内も活動も、〇〇係と拝命してしまったら、その職責もあるので、なかなか横断的に勉強することが難しい。私はこの「ボランティア」という期間を通じて色々と学ぶことができたので、今の自分があると思っています。

    私の国ボラ期間は一年間という長い期間でしたので、ここに書ききれていないもっともっと多くのことを学んだり楽しんだりしています。
    まだもっと知りたいという方は、ぜひ、オイスカ事務所に来てください~


    ※国ボラ経験者ブログ①~③は、タグの「国際協力ボランティア」からご覧ください!

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