本部・広報室の林です。
連日、フィリピンを直撃した台風22号の被害について報道がなされています。
オイスカは北はルソン島の北部アブラ州、南はミンダナオ島の南部ダバオまで、
フィリピン全土で活動を展開していますが、今回の台風では、ネグロス島にある
活動拠点、バゴ研修センターの施設と活動地が大きな被害を受けました。
センターの敷地内では、樹齢30年を超えるものも含め、
大木が全て倒れ、ボイラーの屋根やゲストハウスの屋根などに直撃。
いくつかの建物が損壊している状況です。
建物の屋根を大木が直撃。スタッフがチェーンソーで片づける日々が続く
停電が続いていますが、養蚕にとって大事な蚕種(お蚕さんの卵)は
センターの発電機を使い、守っているとのこと。
外部との連絡に使う携帯電話もこの発電機で充電。
近隣住民も携帯電話の充電のためにセンターを訪ねてくるそうです。
渡辺所長は「1984年に大きな台風がきたが、
こんなにひどい台風はそれ以来」と話しています。
今年は、フィリピン北部のアブラでも大きな台風被害があり、
オイスカのアブラ農林業研修センターでも近隣住民への支援を行ってきました。
そうした活動の報告をしようと思っていたところに新たな被害……。
自然災害の頻発、甚大化を実感します。
災害後の支援のみならず、防災・減災に向けた活動もより力を入れて
推進していかなければとあらためて思いを強くしました。
現地から報告が届き次第またお伝えします。