本部・広報室の林です。
みなさんも報道でご存知かと思いますが、
髙田川部屋の力士、勝武士さんが他界されました。
髙田川部屋の力士たちは、毎年九州場所の際に
オイスカ西日本研修センターを合宿所にしています。
(昨年、そのタイミングで取材に行った際のブログです)
今年の1月の月刊「OISCA」の新春対談では、
オイスカの中野悦子理事長のお相手を
髙田川親方にお願いし、すてきなお話をしていただきました。
その時に使わせていただいた写真の中の1枚がコレ。
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センターで行われた最後のパーティーで
研修生と踊る勝武士さん。
ほかの力士たちは後ろで控えめなのに
勝武士さんは研修生をリードするかのように
前に出て踊っているのが印象に残りました。
今日の西日本新聞には、訃報を受けての研修生の
インタビューが掲載されました。
「新型コロナ関連力士死去 オイスカ研修生にも悲しみ」との見出し。
家政科の研修生は
「率先して配膳を手伝うまじめな人だった」
指導者コースの研修生は、
「小柄ながら、大きな相手を勢いよく押す相撲が
好きだった。力士たちと一緒にお風呂に入っていたが
場をにぎやかにする人だった」
と振り返っていました。
帰国した研修生OBたちからも
驚きと悲しみの声が届いているそうです。
厳しい稽古に打ち込んできた28歳。
もっともっと稽古をしたかったかもしれないけど
勝武士さんには天国でゆっくり休んでもらいたい。
ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、仲間を失い、悲しい思いをしている
部屋の力士たちにはコロナ終息後、
思いっきり稽古をして勝武士さんの分まで強くなってもらいたい。
勝手ながらそんな思いで髙田川部屋の力士たちを
これからも見守っていきたいと思っています。