広報室の林です。
俺のオイスカ史 ~渡辺重美編①~の後編、
現在の養蚕プロジェクトです。
== なぜミンダナオ?? ==
これまでネグロス島で普及させてきた養蚕を
現在はルソン島やミンダナオ島へと広げようとしているところ。
特にミンダナオの人たちは養蚕に熱心に取り組もうとしている。
かつてミンダナオ島のダバオで市長をしていた
ドゥテルテ大統領がミンダナオでのシルク生産に意欲的で、
自身の大統領就任の際もミンダナオシルクのバロンタガログで
宣誓式に出たいと希望。そこで、ネグロスシルクをミンダナオに送り、
ミンダナオで織った布を使ったバロンタガログを着用した。
== なぜ日本語?? ==
センターでは、養蚕を目指す農家を対象に2週間の研修を実施。
プロジェクトは日本の外務省のNGO連携無償資金協力で実施しているため
日本からの支援であるということ、そして日本との交流という観点から
参加者に日本語の講義も行っている。指導してくださる専門家の方をはじめ
日本から来た人たちと挨拶だけでも日本語でできたらいいなぁと思っている。
タイからの中古の製糸機械も新たに設置し、
これから増やしていく繭の生産に製糸が追い付けるよう取り組んでいく。
これまでの2倍程度の大きさの製糸機械では、
年間100トンの生糸生産が可能となる。
稼働中の製糸機械
引き続き皆さんのご支援、よろしくお願いいたします。