こんにちは、オイスカでインターン活動中の専修大学1年の浅川です。今日はオイスカの海外支部の一つである、ミャンマーでの開発協力とそれに伴う人材育成について書かせていただきます。
皆さんはミャンマーと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?私の場合、まずは東南アジアの国だなあと、それから発展途上国?、小さい頃昆虫図鑑でよく目にした国だな、そのくらいです。。。特にミャンマーに興味もなく、日本との関わりも良くわかりませんでした。しかし今回海外事業部の藤井さんのお話を聞いてオイスカの果たす役割の大きさなどを知り、ある地域を本当に良くしていくってこういうことなんだとわかりました。
はじめに少しミャンマーの紹介をしたいと思います。ミャンマーは東に中国やタイ、西にバングラデシュやインドというように隣国の影響で異なる文化が混ざる国です。食文化も、主食は米や麺ですが、カレーを食べたり、中華風やタイ風のものを食べたりします。少し日本にも似てますね。国民性は日本とは正反対で、時間に縛られずゆったりと過ごすようです。
オイスカがそもそもなぜミャンマーで事業を行うのかというと、ミャンマーは戦後、軍事政権が続き海外支援などもあまり得られず、経済が低迷していました。特に、中央乾燥地域では困窮状態が続いており多くの課題がありました。自然条件やインフラ不足により農業に弱い、農業のレベルが低い、人口増加、都市部への流出、資源の荒廃といったこれらの問題は、全て貧困につながるものでミャンマーの経済発展を妨げていました。そこで何かできることはないかとオイスカが事業を始めたのです。
オイスカのミャンマーでの活動
オイスカは、将来を担うことになる青年に地域発展には欠かせない農村開発の勉強の場を設けるために研修センターを設立しました。若い農業者に改良技術を教える他にセンターは、環境保全の大切さを教える、自立力・意欲・行動力をつける、社会性・協力性の向上などを目的としています。タイムスケジュールや規律をつくり、人を引っ張っていける自立力や行動力をつけることで、リーダーシップを養っています。
センターを出た人たちは地域の人々に伝え、さらに村づくり、学校づくり、貧しい人々のための小規模金融を行ったりしているそうです。また農村で生計を立てるための経営や地域振興のノウハウを学び、さらなる発展を目指しています。
以下、近年のミャンマー関連ニュース(月刊「OISCA」より)
農業発展の一助に
ミャンマー「子供の森」計画
オイスカの事業により発展し始めたミャンマーの地域。その手助けをし、実際に発展を目の当たりにしているというのが私はすごいと思いました。今回藤井さんのお話を聞いて、「国の発展」と「人材育成」がどのようなものかを知り、海外発展協力って意外に身近にできるものなのかなと感じました。それと同時にいつか自分も海外開発協力に携わってみたいと思いました。