広報室の林です。
10月21日、オイスカ・インターナショナルの中野良子総裁が
マレーシアのクアラルンプール大学から名誉博士号を授与されました。
オイスカがマレーシアの人材育成に関し、政府系機関であるMARA公団と協約を結んで50年を迎えました。これまでMARA公団を通して受け入れた2千人を超えるマレーシアの青年のほとんどは工業分野の研修生や技能実習生として来日し、オイスカの法人会員の企業の皆さんのご協力で、技能習得をしてきました。
今回の中野総裁への博士号授与は、そうした長年の取り組みへの評価と感謝の表れでもあると思います。授与式ではパハン州の王様から博士号証書を受け取りました。
MARA公団では、日本での研修や実習を単なる技術の習得ではなく、
日本人の勤労精神などを学ぶためのものと考えています。
マハティール元首相がルックイースト政策を打ち出すずっと前から
オイスカと共に人材育成に取り組んできたMARA公団。
農業研修が中心のオイスカの人材育成の中でも工業系の研修がメインの
同公団と、50年前にパートナーシップを築いたオイスカの創立者中野與之助翁。
両者の強力なつながりを感じた学位授与式でした。
中野総裁はこの後、サバ州にある研修センターを訪問したり、
政府要人と面会したり、総裁ならではの外交を精力的にこなしました。
マレーシアの様子などを交えながら少しずつ報告していきます。