本部・広報室の林です。
東京をはじめ、各地の都市部でコロナウイルス感染者が
どんどん増えている状況の中ではありましたが、
26日から28日にかけて中部日本研修センターに行ってきました。
愛知でも感染者は増えているものの、
センターは豊田市の山の中。
ほぼコロナウイルスとは無縁のような環境。
……ということで、東京から人が来る!と
かなり警戒されていたようで、玄関に着いたとたん
同行していた「海岸林再生プロジェクト」担当部長の吉田とともに
“ピッ”っとおでこで体温を測定されました。
「初めて使いました」といわれたので、
私たちが来るからと慌てて購入したのかも。
27日は5時15分には起床。
研修生が毎朝5時30分に野菜の収穫に行くというので、
同行させてもらうことにしていたのです。
最初に向かったのはオクラの畑。
(一番右が私です)
マレーシアの研修生、シャリフさんが
ハサミの柄の部分をものさしにして
「これより大きいものを収穫してください」
と、素人の我々にレクチャーをしてくれました。
以前センターで体験した際は、収穫したオクラの下の葉を
ハサミで切り落とすところまでやりましたが、
シャリフさんによると、朝の収穫時間短縮のために
別に「管理作業」の時間を設け、その時に切り落とすから
今は収穫だけで大丈夫と説明してくれました。
「マレーシアのオクラよりとても小さい」とシャリフさん。
一緒に作業をしていたフィジーのライさんは
とっても体が大きいので、彼がオクラを手にすると
本当に小さく見えます……
次はナスの収穫。
つやっつやのおいしそうなナス。
シャリフさんの顔が葉っぱで隠れてしまいました……。
たくさんとれました~~~!
最後はキュウリのハウスへ。
ここでレクチャーをしてくれたのは
指導員のグレゴリーさん。
シャリフさんと同じマレーシアの出身です。
収穫の目安として、キュウリの頭と先端の形、
そして長さを教えてもらいました。
さらには「一番大事なのはトゲトゲが取れないように
あまり触らないこと!」と。
これは販売店から指導を受けたのだそう。
東京では長雨の影響で野菜が高くなっている中、
生育不良のキュウリを根元に捨てていく
グレゴリーさんと研修生たち。
「東京にもらって行ってもいいですか?」と聞くと
「畑の肥料になるからダメ!」。
がっかりしていると「もっといいキュウリをあげますから」
やったー!
言葉通り、た~~~~~~~くさんの
キュウリやカボチャ、ナスなどのお土産を
いただいて帰ってきました。スタッフ大喜び!!
28日の朝、東京に帰る時、畑の横を通ると
研修生とボランティアの方々が
管理作業の合間に休憩をしていました。
フィジーのライさんとマレーシアのシャリフさん。
そして一番右は、前日養鶏場で卵の回収作業をしていたタイのデンさん。
その左にいらっしゃるのはボランティアのSさん。
市内の学校の校長先生を務めていたSさんは、
退職後にオイスカでボランティアをスタート。
長年、こうして研修生と一緒に毎日畑で作業をしてくださっています。
たくさんのボランティアさんに支えられながら、
研修生たち、元気に研修に励んでいます!!