本部・海外事業部の藤井です。
コロナ禍が続く毎日ですが、海外の現場では新型コロナウィルス対策の取り組みが各国で続けられています。
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先日の「さよならアティ」のブログで、上野動物園のアジアゾウ、アティが8月24日に死亡したことと、これまでの経緯などの紹介がありました。今回は、アティの訃報を受け、在宅勤務中の昼休み、アティを追悼するため、自宅から徒歩圏内にある上野動物園に行ってきた際の様子をお伝えします。
上野動物園は、現在コロナ禍により、整理券予約システムによる完全予約制で、15分間ごとに入場枠を設定し1日の入園者数も制限しています。先日行った時には、午前中は既に予約で埋まっていたもののお昼から午後には空きがあり、自分は12時15分の回で入場しました。
早速、入り口から上野動物園に入ります。通常開園の頃と比べると人はかなり少ない印象です。
入口の係員の方に聞いたところ、現在新型コロナ感染症対策の混雑回避の為、特にアティのための献花台は設置していないが、ゾウ舎脇の動物慰霊碑の前で皆さん追悼されていますとの事でしたので、そちらに向かいます。
(お供えの受付中止の案内)
現在、入園者全員が入口からすぐのパンダ舎を抜ける一方通行です。そして、パンダ舎の先にアティなどがいたゾウ舎があり、その脇に動物慰霊碑がありました。
この動物慰霊碑は、動物園で死亡した動物の例をなぐさめるため、最初は1931年、現在のものは1975年に園内の改修にあたり建立されたものだそうです。
既に動物慰霊碑前の献花台には複数の花が置かれていました。
自分も、生前の元気な頃のアティを偲び、手を合わせました。
慰霊碑には、「動物よ安らかに」とのメッセージが刻まれています。
慰霊碑とゾウ舎の脇には、サーラ―タイ(タイ風の東屋)という建物が立っています。
建物前の説明版には、「このサーラ―タイ(タイ風の東屋)は、2007年9月26日に日タイ修好120周年を迎える両国の親密な関係の象徴として、
タイ政府から贈呈されたものである。」と書かれています。2002年にタイから上野動物園にやってきたアティとウタイも、日タイの友好親善大使としての役割を担う存在だったのでしょう。
その後、既にアティのいないゾウ舎へ移動しました。ゾウ舎の前の説明版には、既にアティの名前は無くなっていました。
現在飼育されている、ウタイ、スーリヤ、ダヤーのメス3頭の名前のみでした。
いつも生前のアティも見ることができた運動場には、この日はどのゾウもいませんでした。
隣のゾウ舎の中には、現在妊娠しているウタイは外から見える場所にはおらず、スーリヤというメスゾウのみ見ることができました。
これまで、自宅が近い事から、時間を見つけては上野動物園には来ていました。これからは、アティとウタイの2頭が同時に見れなくなるのは本当に残念です。
改めて、アティ、どうぞ安らかにゆっくりと休んでください。
あなたの命はかならず受け継がれますよ。