本部・国際協力部の渡辺です。
先日行われた国際理事会にフィリピンを代表して オイスカフィリピン総局副会長の息子さんがお父さんの代理で参加しました。 まだ20代前半のヤンヤンさんは、会議の後、 こんなコメントを寄せてくれましたのでご紹介します。
「1年ぐらい前だったと思いますが、何気ないいつもの夕食の時間、 父がいきなり宇宙とのつながりや母なる地球のついて話をし始めました。 父の話は私には訳が分からず、聞き流しているだけでした。 私は、ちょうど大学を卒業したばかりで、 心理学と企業経営のふたつの学士を取得していたため、 何でも知っているかのような錯覚に陥り傲慢になっていたのかもしれません。 父はさらに説明を深め、次世代に母なる地球を引き継ぐため、 新たな価値観を持った文明の創造が必要であるとまで言いだし、 私はまったく父の話が理解できず、異星人の話のように感じてしまいました。 しかも『FURUSATO』という耳慣れない言葉も飛び出し、まったく訳が分かりませんでした。
しかし、今日あの時父の話をちゃんと聞かなかったことを後悔しています。 こうして国際理事会に参加させていただき私たちが宇宙の一部であることを理解し、 オイスカが基本としている「ふるさとづくり」の考えもとてもよく分かりました。
各国代表の皆さんのお話を聞き、議論に参加させていただいたこの経験は 私の人生を変えるほどの大きなインパクトのあるものでした。 ぜひこの素晴らしい価値観を多くの人に伝えたいと思いました。
今回の貴重な体験で得た知識、経験を大切にしこれを広く世界に伝えていきます。 どうもありがとうございました」