こんにちは。本部スタッフの碇谷です。
今日はオイスカが行っているマレーシアでの活動について、現地からのレポートと共にご紹介します。
1989年よりマレーシア・サバ州テノムで活動しているKPD/オイスカ青年研修センターでは、
現地の研修生たちを対象に1年間の技術研修を実施しています。
研修生は、稲作・野菜栽培・食品加工・畜産などの研修を受けることにより、
それぞれの分野の技術を総合的に身につけることができます。
KPD(サバ州農村開発公社)とオイスカが共同で運営する
同センターを担うスタッフの多くは訪日研修を経て帰国したOBたち。
活動開始から約30年が経過した今現在も、自主性と規律を重視した研修が続けてられています。
現地から届いたレポートがこちら↓
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KPD/オイスカ青年研修センターでは、
研修生たちが日本文化の理解と体験の一環として
「浴衣」を着てみんなで春の訪れを祝いました。
今年はサバ州の各地から74人の研修生が集まり、
研修生OBを中心に約20人のスタッフが指導を行っています。
2月25日から漆原万里子先生が19歳から21歳までの研修生たちに
日本語の指導も行っています。
しかし、各地で広がるコロナウイルスの影響により、
政府が3月18日から4月14日までマレーシア全土に
活動制限令(Movement Control Order)を発令したことを受け、
研修生やスタッフの半数近くが自宅に戻ることを余儀なくされています。
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マレーシアの活動制限令について調べたところ、
日用品の買い出しなどを除いた外出が原則禁止され、
スーパーや薬局など生活に不可欠な店舗以外は休業。
スポーツ・文化・社会的イベントなどの大規模な集会を原則禁止するほか、
モスクでの礼拝などの宗教活動も全面的に停止する措置が実施されています。
また、マレーシア人の出国禁止、外国人観光客の入国禁止、
国外からの帰国者には健康検査の受診と14日間の自主隔離が義務付けられ、
事実上の国境封鎖が行われているとのこと。
日本でも4月7日に7都府県を対象に「緊急事態宣言」が発令され、
経済活動や人々の生活に大きな変化をもたらしています。
どこまで強制力を持った活動の制限を行うのか、世界各国での対策はそれぞれ異なりますが、
1人1人が感染リスクを下げるための意識をますます高め、
行動していくことが必要であると改めて感じました。