中部日本研修センターの森田です。
先週、マレーシア・サバ州の変化についてお伝えしましたが、 この発展を支えているのは、観光・ゴム・オイルパーム・石油・天然ガスだと聞きました。
州都であるコタキナバル郊外の健築ラッシュはすごい勢いです。 人口の増加と景気の良さからかと想像します。
収入ですが、シンブアン村の実家では、月に2~3回オイルパームを収穫して 10万円程度の収入を上げているそうです。 これにゴムの収入が2万円程度加われば、合計月12万円程度になるでしょうか。 それでもおそらく、年間をコンスタントにみたら月10万円を切るかと思われます。
私が見た範囲では、ゴムの栽培管理や収穫に あまり力を入れてないように思われたのが気になっています。 毎日、収穫できる面積を持っているのですが。 ゴムだけを植えているある奥さんに話を聞いたら、 オイルパームは、除草剤など薬を多く使うし重労働なので ゴムの方が仕事として割りがいいとのことでした。
ただ、いずれにしても単一栽培はリスクが大きいという心配があります。
私も1日だけオイルパームの収穫を手伝いました。
植えてから3年程度で収穫できる(ゴムは7年程度)という利点がありますが、肥料・除草剤、4WDの車(収穫・運搬)など資材に費用が掛かります。そして、実も5~50kg程度と大変重い!
実際に体験し、作業は力が必要だし、頭の上に落ちるという危険もあると思われました。この日は、2.5トン程度収穫して集荷場まで持って行きました。確かに女性では、厳しい仕事です。
ちなみゴムは朝早く木を切ると樹液がたくさん出るそうです。
それに酢を混ぜて固めて置いておき、政府下のゴムの集荷機関に電話をすれば取りに来てくれるそうです。