本部・海外事業部の森田です。
フィジーに出張してきました。
明るいOBたちに会ってきましたので少し紹介させてもらいます。
フェリペさんは西日本研修センターで研修を受けたOBで風貌は俳優のブルース・ウィリスのようです。
少し前までフィジーの研修センターでスタッフをしていましたが、今は自宅の農場で野菜の栽培や養鶏をしています。長豆などを栽培し、リゾートホテルや市場に出荷していましたが儲かってしょうがないとのこと。
うらやましい話ですが、フィジーではイモ類が主食で、他の野菜はほとんど食べず、栽培する人も少ないため、ホテルなどからのニーズがあるにもかかわらず供給が限られています。また、卵についても同様に生産量がとても限られていて高値で取引されるそうです。
そこに目を付けたフェリペさんはオイスカで身につけた技術と巧みな話術で顧客を開拓し、今ではオイスカへの寄附も申し出るほどになりました。
残念ながら昨年右腕をけがして今は十分に農場で働けず、
それを補うために観光客向けのドライバーをして
生計を立てているそうですが、完治した暁にはもっと生産を増やして
オイスカにも貢献したいという頼もしい一言ももらえました。
日本での研修の話を懐かしく、とても楽しそうに語ってくれた彼。
今でもその経験が糧になって農業への情熱が衰えないといいます。
オイスカの人材育成の一つの成果を見ることができました。