タイ駐在員の春日です。 仏教国タイならではの森の作り方、守り方のお話です。 北部タイや東北タイで見られますが、今回の写真は東北タイスリン県からです。 学校や地域で森作りを始めるとき、お坊さんを呼びます。 そして行事の前にお坊さんにプロジェクトの無事や成功、参加者全員の健康や幸せをお祈りしてもらいます。
そのときに、こんな旗が登場! この旗には小さなポケットがついていて、参加者はポケットに1バーツや5バーツなどの小銭を入れます。そして旗をみんなで一緒に起こし、立てます。
旗の根元にはこんな風にお線香が立てられます。 植林行事が終わるまで旗は立てられますが、 その後お坊さんが旗を持ち帰りお寺でお祈りされます。
次に登場するのが袈裟の布を細長く裂いたもの。 このひも状の袈裟の布を、植えた後の木々に結わいつけます。 これによって、この木々も森もお坊さんと同じ神聖なものとなります。 誰もこの木々を粗末に扱ったりすることは出来ず、大切に守り続けていくのです。
な~るほど~!!
初めてこの儀式を知ったとき、仏教国ならではのすばらしいアイデアに感動!