2015年9月16日

インドネシアレポート 第一弾

  • 本部スタッフ
  • Selamatsiang !!(こんにちは)!!
    みなさん、インドネシアからこんにちは!
    国際協力ボランティアの川村です。

    先週より、海外研修としてインドネシアのジャワ島にある、 オイスカ・スカブミ研修センターに来ています。
    みなさんは、インドネシアというとどんなイメージを持たれるでしょうか? バリ島、ボロブドゥール遺跡などが頭に浮かぶ方も多いかもしれません。 私のイメージしていたインドネシアといえば、例に漏れずリゾートで有名なバリ島! そして紛争が長年続いていた、アチェのあるスマトラ島、 そして東ティモールがあるティモール島といった、 かなり古いイメージしか持ち合わせていませんでした。

    しかし!!インドネシアは近年成長著しく、マレーシアと並んで ASEAN(東南アジア諸国連合)経済の牽引役となっており、 日系企業も次々とインドネシアへ進出していることをご存知でしょうか? かつては(今も?)バックパッカーが旅をするために乗った、 首都ジャカルタへの飛行機は今や、多くのビジネスマンに 取って代わられたような気がします。 というくらい、私みたいなラフな格好で、リュックを背負っている人など皆無でした。
    そんな成長著しいインドネシアですがその裏では、 海外からの農産物の輸入が急増しているために農地を手放す農民も増加しているようです。 その結果、耕地面積も減少の一途をたどっているようです。

    短期研修で来ている農業高校の学生とともに土のポット詰めをしています
    短期研修で来ている農業高校の学生とともに
    土のポット詰めをしています

    オイスカ・スカブミ研修センターでは、そんなインドネシアの農業の未来を担う、人材を多様なプログラムで育成しています。
    写真は、地元でも評判のメロンの栽培の様子です。袋かけの代わりに新聞紙を利用しています。

    現在、研修センター周辺では雨が3ヶ月ほど降っておらず、深刻な水不足に陥っています。そのため野菜の作付面積も減らさなければいけない状況です。そんな厳しい条件下、研修生を受入れて指導しているセンターの様子などを今後少しずつ報告していきたいと思います。

    実は、私が国際開発についてもっと学びたいと思ったきっかけは、大学で「経済開発学」の講義を受けたことなのですが、その講義をしていた先生はインドネシアの開発問題を研究していた方でした。
    また、日本人の食生活と途上国のつながりについて初めて考えるきっかけを与えてくれた故村井吉敬氏の名著『エビと日本人』の舞台もインドネシアでした。

    kawamura1
    収穫間近のメロンです

    こう考えると、私にとって途上国を学ぶベースはインドネシアにあったような気がします。今回、研修としてインドネシアを訪問していることにとても縁を感じずにはいれない私です。
    その縁を伝えるためにも、全く話せないインドネシア語の勉強をしないといけませんね。

    次回はインドネシア語を混ぜながらブログをつづります。  

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