蚕の話題続編です(初回・前回)
前回ご紹介した、持ち帰った蚕の繭。
あれから、観察ボックスの中でごろごろと暴れたり、かと思えば全く動かなくなったりと、お蚕さん初心者の私にとって「ちゃんと順調に成長しているのだろうか」と心配続きの毎日でした。
調べたところ、蚕は繭になって約2週間ほどで羽化するとのことで、特にその時期にあたる先週末は、事務所から自宅に持ち帰って観察。
時折ころころと動く回数が増えたものの、見た目は相変わらずで中の様子も分からないので油断していたのですが、4日(日)の朝ふと観察ボックスをのぞくと……
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羽化してすっかり繭の外に出てきていました!
蚕は、羽化後30分~1時間の間に蛾尿(赤茶色の尿)をすると事前知識で得ていたのですが、それらしき液体は見当たらず……
とりあえず、無事に大きくなったのがただただ嬉しく、そのまま大撮影会を開催。
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しばらくして、落ち着いてみてみると、持ち上げた時に飛んでいったのか、観察ボックス外に蛾尿らしき液体が飛散していた上に、別のタイミングで手にもかかるという洗礼を受けました。
はしゃいで連れまわしてごめんね。
そして現在、事務所に戻ったお蚕さんは、前回よりさらに広い新しい住居の中で生活中。
養蚕担当のスタッフが別に持ち帰っていた友達の羽化を待ちながら、今度は外から繭をゆらゆら転がしています。
立派な新居の窓からこちらを窺うお蚕さん。
蚕は羽化後も食べることもなく、5日ほどしか生きられないとのことですが、元気で友達と会えたらいいなあと思います。
気付いたらこんな配置になっていました。友達の方をじっと見つめる蚕さん。ちなみに繭についているつぶは卵。