2022年1月6日

【~「住み続けられる未来のカタチ」リレーメッセージ~】頻発する自然災害を少しでも抑えたい

  • 海外スタッフ
  • ~「住み続けられる未来のカタチ」リレーメッセージ~

    オイスカ60周年に策定した10ヵ年計画、そして冬募金に関連して、
    国内外からのスタッフより、未来に向けたメッセージが集まっています。

    今回は、タイ駐在代表の春日さんからコメントが届きました。

    リレーメッセージはYouTubeでも公開中! ぜひご覧ください


    明けましておめでとうございます! タイ駐在代表の春日です。

    タイでは、各地で頻発する災害を少しでも防ぎ、抑えるために緑化などの環境保全活動を軸に置いた地域開発活動に取り組んでいます。地域住民がふるさとを愛し、豊かな自然環境を育み、持続可能な社会の実現を目指し、日々オイスカや地域の仲間たちと活動に邁進しています。

    <2030年に描く未来>

    人々がそれぞれの地域における自然環境のあるべき姿を理解し、そこに近づく努力をしながら環境保全に取り組むことによって、甚大で多発する自然災害が少しでも抑えられる。そんな2030年を目指します。

    例えば、東北タイの村に新たに森を生み出すことができると、乾燥が和らぎ、干上がった大地が改善されます。また、北部タイのはげ山を豊かな森によみがえらせることができると、森が水源地となって、干ばつや洪水の被害を縮小させ、土砂崩れも減らすことができます。このようなさまざまな改善がみられる未来をつくっていきます。

    <2030年に描く未来のために、今、取り組んでいること>

    現在、災害の起こりやすい農村地域や海岸地域での緑化を進めています。もともと森林であったところが破壊され、多くの二次災害を引き起こしてきた場所や、地域住民にとって不可欠な森である場所です。

    こうした場所の「本来あるべき姿」はどのようなものなのかを調査・分析し、緑化や開発を進める地域を明確にした上で、森林再生事業を行います。

    長期にわたる森林再生を行っていくためには、担い手となる地域の生活基盤を安定させる必要もあるため、収入向上プロジェクトを並行して実施したり、再生された森林を保全し、未来につないでいく子どもたちへの環境教育を同時に行ったりもしています。

    「例えば、あなたの寄附で、できること。」

    【1500円で】植林作業を行う地域住民一人の1日の作業日当が支払え、森を守っていく人を育てるとともに彼らの収入につなげることができます

    【2000円で】山火事の際に火をたたき消すための消火用の道具を購入することができ、火から森をまもることができます。

    【3000円で】洪水の被害の多いアユタヤに大きめの苗木を1本植えて、管理し、美しい世界遺産の古都を守っていくことができます。

    【40,000円で】植林地の管理作業をするための草刈り機を1台購入でき、植林後も植林地を丁寧に育てていくことができます。

    ■タイ・ラノーン県からのメッセージ動画も公開中! ぜひご覧ください■

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