教育環境の改善事業(校舎建設、学校施設設置)
- 場所
- マグウェ地域パコック県イェサジョ郡
- 活動開始年
- 1996年
- 受入機関
- 地元教育関係機関との調整
日本からの訪問団の資金支援をきっかけに事業を開始
ミャンマーの農村地域では、政府の資金不足もあり、校舎や施設の整備が行き届いていない学校が多くありました。当初、日本大使館の草の根無償資金協力を活用して、研修センター近隣の村の小学校校舎建設支援を実施していましたが、周辺の学校の様子を視察した日本の訪問団の方々から、「教育環境の改善に貢献をしたい」と資金支援をいただき、校舎建設や学校施設の整備の支援を行う事となりました。
学校校舎などの施設整備や教科書・教材の配布も実施
オイスカの2つの研修センターがある農村地域内の学校を対象に、学校、地元、そして管轄の行政機関(教育関係)と調整し、支援が必要な学校の校舎や施設整備を行いました。
また、一部では教科書の提供や教材の配布なども行ってきました。資金は全て日本の支援者の方々からのご支援によるものです。これまで、小学校や保育園など、合計35校の校舎の建設支援を実施しました(2020年現在)。事業を実施した学校や近隣の村人からは、次世代の子供のために教育環境の改善を実施してくれたことへの感謝の言葉が多く聞かれました。子供たちからも教育環境が改善されたことで、これまで以上に学びに集中できるようになったとの声もありました。
近況・今後の方針
現在、中央政府などからの資金拠出もあり農村地域での校舎整備も少しずつ進んできました。ただ、まだ農村地域の教育施設の整備が必要な場所も残されています。今後も、支援者の方々のご協力が続く限り、教育施設の支援を継続していきます。