農業指導者研修センター

場所
マンダレー地域ヤメーティン県ピョーボエ郡
活動開始年
2017年5月
受入機関
投資・対外経済関係省・対外経済関係局(FERD)、農業畜産灌漑省・農業局(DOA)

ミャンマー第二の拠点として 地域のリーダーとなる青年育成に取り組む

 最初に設立した研修センター(現:農村開発研修センター)での活動が評価され、国内で更に広く活動を展開するため、第2の拠点として、日本の企業の支援も受け2017年に新たに農業指導者研修センターを設立しました。研修センターの目的は、農村の主要産業でもある農業を中心とした発展に貢献する青年リーダーの育成することです。

 農村開発研修センター同様、ミャンマー全土から男女10名ずつの研修生を受け入れ、10ヶ月間の集団研修を実施しています。研修内容は、実技と講義を組み合わせ、有機栽培による稲作・蔬菜栽培、養鶏、食品加工、農業機械、洋裁、保健衛生、日本語など多岐にわたります。特に、実習において、現場で知識を学び、課題解決の方向性を探る、また、集団研修に於いては、リーダーとしての素養を身につけることを重視したカリキュラムとなっています。これまで、累計63名の研修を実施してきました。(長期研修のみ、2017年~2020年まで)卒業生は、地元に戻りセンターで学んだ技術を活かして農業や畜産に取り組み成果をあげる者や、また地域のリーダー的存在として頑張っている者も多いです。また、他のNGOや日系企業で活躍している者もいます。

近況・今後の方針

当研修センターは、農村開発研修センターに比べて開所後の期間が短く、自立した運営はできていません。今後も研修センターの追加整備もしながら、生産物の販売収入や他の地域開発活動などを実施することで、自立的な運営を目指していきます。そして、今後も農村地域の発展に貢献する人材の育成を継続することで、ミャンマーの農村地域の発展に貢献することを目指します。