2021年7月21日

7/15「ミャンマー農村の現状報告会」の舞台裏

  • 本部スタッフ
  • 本部・海外事業部の藤井です。

    7月1日から開始したミャンマー支援・緊急募金。早速、多くのみなさまから募金にご協力頂いており、ありがとうございます。

    ミャンマー支援・緊急募金へのご協力を皆様にお願いするにあたり、7月15日には、オンラインを利用した「ミャンマー農村の現状報告会」を開催しました。

    報告会では、今年活動開始から25年を迎えるミャンマー事業の始まった経緯や、当初大変厳しい環境下で奮闘した当時の様子について、永石安明専務理事から駐在時の経験を踏まえ、ご説明しました。続いて、海外事業部ミャンマー担当の私から、これまで25年間のミャンマー事業の実績と、今年2月の国内の騒乱など困難な中で活動を続ける現地研修センターの活動の報告、併せて活動地域の住民と現地スタッフの声をお届けしました。

    当日の報告会の様子はYouTubeで公開していますので、詳しい報告会の内容はこちら↓をご覧ください。

    そして、今回の報告会の舞台裏として、2点ご紹介をします。

     

    1. 現地の様子を伝えるための募金動画作りの苦労

    今回の募金活動を開始するにあたり、どうしたら現地の様子を伝えることができるかとても悩みました。本来なら、現地で撮影した動画や現地からの生中継などを通じて届けられれば良かったのですが、今回は、諸々の状況からそれはかなり困難でした。

    また、村人や現地スタッフの特定に繋がる情報にも気をつけなければいけません。そこで、以前に写真家の中村治さんに撮影していただいた現地の人々の写真や、オイスカ職員が過去に撮影した写真を利用して、スライドショーで動画を作ることにしました。

    今回、特に中村治(サイトはこちら→写真家・中村治)さんが、かつてボランティアで撮影して頂いた現地の人々の写真は、多くの場面で利用させて頂きました。元々人物の撮影に数多く取り組まれてきた中村さんが撮影された写真は、現地の人々がとても素敵な笑顔となっている写真が多く、「ミャンマーの人々へ 未来への希望を」という募金のタイトルにも沿うものが多くありました。

    お陰様で今回作成した募金の動画(こちら→ミャンマー支援・緊急募金動画)については、「映像を見てとても感動した。現地の人々の笑顔が戻るように支援したい」「オイスカが、今回の募金活動に取り組む目的や役割がよく理解できた」などの多くの評価の声を頂いています。今回の動画は、2分間の視聴しやすい時間で作成していますので、皆様も、多くの方々にこの動画を通じて、オイスカの募金活動への取り組みをご紹介頂けるとうれしいです。

     

    2.  現地の村人と現地スタッフの声を届けたい

    上記でも触れましたが、今回は、現地で撮影した動画の取得がかなり困難なことは最初からわかっていました。

    2月からの国内の混乱の影響に加え、最近は、再び新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、都心部でも農村部でも移動制限なども行われていました。現地スタッフの方で調整をしてもらった結果、新型コロナの感染に配慮して、何とか、ある村でマスク姿の女性のインタビューを撮影してもらうことが出来ました。

    現在の村の状況を語ってもらった動画が届いたのは報告会の前日。急いで字幕テロップの作業をして何とか当日の報告会に間に合わすことが出来ました。併せて、現地スタッフの声も届けたいと考えたのですが、現在はインターネットの環境が悪く、現地からインタビュー動画を送ってもらうことができません。また、念のため顔出しを回避することにして、今回は音声だけを送ってもらい、それを文章にしました。こちらも、前日に現地から送られてきたのですが、ギリギリ報告会には間に合わせることが出来ました。

    今回の報告会を視聴された方からは、「現地の村人やオイスカスタッフの生の声がとても良かった。現地の状況や思いが伝わってきます」という声も頂いています。無事に報告会に間に合って良かったです。

    引き続き、オイスカはミャンマー支援・緊急募金に取り組んでいきますので、みなさまのあたたかいご支援とご協力、宜しくお願いいたします。

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