2012年9月25日

豚を育てることを通して

  • フィジースタッフ
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
    今、私はこちらのスタッフと協力して、一頭の豚を育てています。
    実は今月中旬に、シガトカで活動している青年海外協力隊員のお姉さんの結婚式がフィジーで行われるんですが、その結婚式で必要になる豚を買いたい、と相談を受けたのです。 結婚式で使うとなると、ある程度大きな豚が必要になりますが、そのサイズを買うとけっこう費用がかかります。

    そこで提案したのが、小さな豚を買い、結婚式までに育てて大きくしたらどうか、ということでした。
    7月ごろから、この豚に「マキ」という名前をつけて餌をあげてきたんですが、もうすでに愛着がわき、「マキ」と呼ぶとブーブーと返事をするのが可愛いんです。僕が行くと餌をくれると分かって、おねだりもしてきます。

    8月上旬の「マキ」。つぶらな瞳が印象的です
    好物のイモをあげると喜んで食べます

     

    どんどん可愛くなる一方で、もうすぐ「マキ」を手放す時期も近づいてきています。
    分かっていたことですが、我々が食べ物をいただくということは、その命をいただいているということ。食事の前に言う「いただきます」という言葉。この意味の深さと、言葉に込めるべき感謝と畏敬の念、そして、数々の命をいただいて生きている自分の果たすべき役割を、「マキ」を育てることで、フィジーの地で再認識しています。

    最近の「マキ」。だいぶ大きくなりました

    ちなみに、オイスカの関連団体であるオイスカ高校では(私はオイスカ高校のOBです)、寮生活の食事前に、寮長が「箸とらば 天地御世の恩恵み 祖先や親のご恩わするな」と唱えてから、全員で「いただきます」と言って食事を始めます。

    当時はただ繰り返していただけの言葉、この言葉の意味が、フィジーの地で心に染み渡ります。

    ビナカ!

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