2017年6月20日

後継者現る!

  • 国内スタッフ
  •  こんにちは。四国支部の池田です。

    梅雨入りしたものの殆ど雨なく夏場の水不足が心配になっていますが先日、
    四国研修センターに見慣れない物が置かれて(干されて⁉)いました! さて、何だかお分かりでしょうか?

    蚕①蚕②

     

     

     

     

     

     

     

    そうです!

    オイスカファン、とりわけフィリピン・ネグロス島ファンの皆様には御馴染み⁉ 繭(まゆ)です!!
    でも何だか変?

    そうです!

    通常、お蚕が繭を作る際には足場とするためボール紙などを井桁に組んで区画した
    蔟(まぶし)という物を使い
    (5枚目の写真☞ https://oisca.org/support/more/video_detail_5.html )、
    その後は繭を蒸して中のさなぎを殺して(お蚕さん命を有り難う)乾燥。
    さらに繭を煮て糸を引き出して巻き取るのですが今回、
    繭が入っているのは何と!野菜苗を作る育苗用プラグトレー!! 一体、誰の仕業???

    早速お蚕大臣の異名を持つM所長に尋ねると、今年はネグロス島出身スタッフの
    リッチー氏に担当してもらっているとの回答。うんっ? リッチー氏と言えば・・・。

    そうです!

    昨年は海岸林再生プロジェクト支援チャリティランナーとして大阪マラソン出場。
    見事に完走した頑張り屋です。

    先述したように、繭を蒸す作業が必要なのですがM所長曰く「育苗用プラグトレーは
    黒いため保温性が高いので、わざわざ蒸さなくても数日、直射日光に当てれば
    中のさなぎを殺す(お蚕さん有り難う)ことができるそう。これは、リッチーのアイデア。
    「今まで思い付かなかった」との話しで、思わぬ後継者の登場に嬉しそうな表情でした。

    オイスカ本部に勤務当時も、お蚕を育てながら職員にフィリピン養蚕普及プロジェクトを
    説明していたM所長。半生を掛けて取り組んでこられた国際協力活動の成果の一つを
    感じた出来事でした。なお、プロジェクト詳細は
    コチラ(☞ http://development-school.jp/d_school/summary/2007/isd_12.pdf )
    から確認いただけます。

    蚕③ 蚕④ 蚕⑤

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