2021年3月19日

内モンゴルの砂漠化の現状について

  • 本部スタッフ
  • 皆さんこんにちは。
    2月からオイスカでインターンをさせていただいています木村希望です。

    国際協力や開発経済の分野に興味があり、インターンをさせていただくことになりました。

    3月9日に行われたweb活動報告会の内容について多くの方に関心を持っていただけたらと思いブログで発信したいと思います。
    (当日の様子は動画でご覧いただけます →→https://youtu.be/AXPOm-VAlzs

    togashi
    報告会では、冨樫さんの「世界中の6人に1人が砂漠化の被害を受けている」という報告を聞きました。私の想像より多くの人が砂漠化により、被害を受けていてその原因は何かと疑問に思いました。

    報告の中で、「砂漠化の原因として過放牧や過伐採がある」と聞き、それによって植物が少なくなり、風で土が飛ばされたり、水雨で土が流されたりするようになることがわかりました。さらに、間違った水管理によって土の表面へ塩がたまり、農業が行えないことがあることがわかりました。

     

    砂漠化が進んでしまうとどのようなことが起こるのかと疑問に思い、いくつかの資料をもとに簡単にまとめてみました。

    • 環境への影響として、生物多様性の喪失
    • 資源への影響として、食料不足
    • 保健衛生への影響として、不衛生な水による感染症
    • 社会経済への影響として、貧困の増加

     

    砂漠化によって、自然・資源・健康・食糧など私たち人間の暮らしに大きな影響があると思いました。

     

    オイスカでは、砂漠に生命をよみがえらせようとする活動として、20001年より内モンゴルアラシャンで植林活動を行っていることを聞きました。

    内モンゴルの砂漠化の現状についてご紹介すると、中国は世界で砂漠化の問題が深刻な国であり、砂漠化の土地面積が262万2千km2と国土の27.3%を占めています。

    水不足や植林する樹種の問題や地域の方の理解という問題を乗り越え、植林に伴う生産物を栽培することで植林活動を成功させるだけでなく、現地の方の収入が約6倍になったということがわかりました。

     

    冨樫さんの報告の中で、「今できる行動を考えることが大切」という言葉がありとても印象に残りました。コロナ禍という例年のように活動ができないという中でも挑戦したいことや新しいアイデアを持ち、前向きに取り組まれている姿を見て、私自身も今できることは何か考えたいと思いました。

     

    今できる砂漠化防止の一歩として、砂漠化について興味・関心を持つということから始めてみましょう!

     

    (出典:環境省 砂漠化する地球)
    (出典:環境省 砂漠化する地球)

     

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    現在、国土緑化推進機構が進めるクラウドファンディングにもエントリーしています。
    ぜひご協力ください!

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