2013年12月2日

男の仕事

  • 海外スタッフ
  • 国際協力ボランティアの木村です。

    インドネシアでの生活スタイルにはだいぶ慣れてきました。
    特に、私が来た当初は、トイレットペーパーでお尻を拭かずに、 大きなバケツに貯めてある水を桶ですくい、その水をお尻にかけて、 手でお尻を拭くことにとても抵抗がありましたが、 今はその手製ウォシュレットにもすっかり慣れました。

    スタッフや研修生が作った建物の一部
    スタッフや研修生が作った建物の一部

    前々からインドネシアの女性の活躍ぶりについてお伝えしましたが、今回は男性にスポットを当てたいと思います。

    スカブミセンターでは農業や植林活動や女性のためのプログラム以外にDTO(DivisiTeknik OISCA)、という センター内の建物や農業機械のメンテナスをする分野があります。私はその中でも木工の作業をしました。
    木工の分野では発注先から木工会社を通して仕事が入ります。研修のためとはいえ、売り物を作るため、出来上がり具合についてはとても厳しいです。主な発注先は病院や学校があります。
    また、植林プロジェクトにも関係していて、植林地の近くの学校にも机や椅子などを作っています。ちなみにセンター内の建物のほとんどが、スタッフや研修生達で作った建物ばかりです。  

    ミスしないように慎重に丁寧に
    ミスしないように慎重に丁寧に

    私も2日間の作業でしたが、机の引き出し作りをしました。ドリルで穴を開けたり、ボンドでくっつけたり、ヤスリをかけたりしました。枚数が多いことと、ミスしないように慎重に作業するため、しゃべりながら作業はできません。黙々と正確に、早く仕事をしなければなりません。しかし、私は一つのことに集中して何かをすることが好きなので、とても楽しかったです。
    以前、新木場にある木工の卸問屋や木工会社を見に行ったことがありました。技術大国の日本。極薄のペラペラの木の紙を見たときは驚きました。
    日本には釘を一本も使わない、神社仏閣を作る、宮大工がいます。私はそういう日本の古来から伝わる技術というものが一番、今、インドネシアでは必要だと思っています。  

    スタッフから研修生に技が受け継がれます
    スタッフから研修生に技が受け継がれます

    現在、インドネシアの木工会社で溶接を勉強している研修生が5名います。その研修生が戻ってくれば、これからDTOの活動は幅広くなっていくと思われます。
    インドネシアの女性もすごいですが、男性も集中して何かを成し遂げようとする姿はやっぱりカッコイイです(Gantengnya)!!!  

    芸術品と呼ばれるものができるまで頑張ります
    芸術品と呼ばれるものができるまで頑張ります
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