国際協力ボランティアの木村です。
インドネシアに来て、約1ヵ月が経ちました。 最近は午後になると雨ばかりです。雨季のシーズンになっているのかもれません。 そして、毎日、インドネシア語の雨に打たれているので、 少しだけですがインドネシア語でいろいろ表現できるようになってきました。
今日はインドネシアにおけるCFP(Children Forest Program)、「子供の森」計画についてお伝えします。 詳しいことはHPをご覧下さい(http://www.kodomono-mori.info/)
先日、センターから近い、中学校と高校で授業をしてきました。生徒たちはすごーく、元気すぎて、うるさかったです。マイクが欲しいぐらいでした。でも、私の下手くそなインドネシア語を聞き取ろうとしてくれたのでとても嬉しかったです。
インドネシアのCFPは当初、木を植える活動が主でしたが、現在は木の周りに野菜を栽培したり、ゴミ拾いやエコキャンプなど地球環境について考えて、具体的な行動を起こせるよう活動しています。
今回の授業では、木を植えた後の木の管理や木の周辺の環境について知ってもらうために、「間伐」と「ゴミ問題」をテーマに授業をしました。特にインドネシアではゴミ問題がとても深刻のように思えます。学校の敷地、教室でさえ、たくさんのゴミが落ちています。街に行けば、もっとゴミが落ちています。
最近出されたスイスのNPOによる研究調査では、センターがあるこの西ジャワのCitarum(チタルム)という川は、世界で一番汚いという結果がでました。水が汚くなるのはゴミを平気で川に捨てるからです。それにより、人々は皮膚炎を引き起こしたり、米の収量が半分に減ったりしているそうです。
木を植えることの大切さを教えることも大切ですが、自分たちが住む環境を良くするという意味でもゴミ問題の解決は、子どもの時から考えなければならないと私は考えています。
高校の環境クラブに参加する生徒たちからは「CFPに参加することにより、友達ができたり、環境問題について、みんなで考えたりすることができた」という意見がありました。
CFPは、木を増やすだけではなく、環境のことについて考える子どもを増やすことにもなるのだと勉強になりました。