西日本研修センターの廣瀬です。
先日、熊本県益城にある、富士通株式会社様(フィランソロピー協会会員)より、災害備品をいただきました。簡易トイレ、水、非常食(クッキー、乾パン)、ブルーシート等、トラック2台分の大量の品をいただきました。
思い起こせば、平成28年4月、甚大な被害を与えた熊本・大分大地震。九州ではめったにない大地震で、テレビやネットニュースで被害を目の当たりにし、「オイスカとしても何かお手伝いができないか」と活動を開始しました。
当時は、家屋等の被害が多く、手を付けられない状況でしたので、我々は独自で、「被災された方々が、自宅に住めない状況で、避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされている。オイスカにできること・・・自宅に戻れない方々の地域整備、農地保全を手伝おう!」と、西原村周辺の道路際、水田、畑、山間部等の草刈りを数十回行いました。当然研修生も一緒に頑張ってもらいました。毎年10か国前後の国から来日している研修生の本来の研修内容ではありませんでしたが、各国で災害が起きた際、日本での活動も勉強になるはず! と、皆で頑張りました。今でも毎年訪問し、親しくなった農家の方々との交流を続けています。
早速いただいた備品の乾パンを食べてみました。もっと素朴なものかと思いきや、ほんのり甘みがあり、心安らぐ味わいで、ペロッとひと缶食べてしまいました。
防災備品、使われないのが一番かと思いますが、それを無駄にせず、必要な方に差し上げる活動、とっても大切だと思います。オイスカも国内外問わず、社会に貢献できるNGOであり続けたいと思います。