こんにちは。国際協力ボランティアの木村です。
西日本研修センターに来て、早いもので1ヶ月が経ちました。最近、サルの軍団がうろついて、センター内のクリを食べ散らかしにきます。洗濯の干し場にもきて、研修生が「サルも寒いのかな」と言いながら、研修生もジャンバーを着る人も多いこの頃です。
今日は私のルームメイトをご紹介します。氏名はBendanio Sarazer Makinturaさん。ニックネームはドドイさんです。
フィリピン出身で、現在、OB研修生として西日本研修センターにて農業研修に励みつつ、研修生に対して農業指導のお手伝いも行っています。2000年、2004年に来日研修を受け、2005年からはミンダナオエコテックセンタースタッフとして働き、今回が3回目の来日となります。
そんなドドイさん主導で、先日「草からの紙作り」を行いました。フィリピンでも子供向けに紙作りを行い、グリーティングカードやクリスマスカードを作っていたそうです。
作り方は簡単です。
1.まず、雑草を集めて、それを10cmぐらいの長さに切ります。
2.お湯で1時間半ぐらい煮ます。途中で苛性ソーダーを加え、草をやわらかくします。
3.その草を石臼ですりつぶします。
4.水の中に草を入れて、のり付けのためにお湯で溶かしたコーンスターチを入れます。
5.紙すくいができる大きな容器に移し替え、木材と網戸の網で作った、すくいの木枠を容器に入れ、紙をすくいあげます。
6.紙をベニヤ板の上に慎重に置き、水気を取りつつ、うまく張り付けるためにしっかり伸ばす作業を行います。
7.晴れている日なら1日。雨なら2、3日ぐらい室内にて乾燥します。
農業研修で疲れて部屋に帰り、トドイさんと毎晩 「今日は疲れた。ビール飲みたいな」と言いながら、そのうちに眠りこんで、 朝の収穫のために5:00に起きて、また、一緒に一日、農業研修を送る日々です。 センターに来て、不慣れだった時はいつもドドイさんにいろいろ教えてもらいました。
Salamat(タガログ語でありがとうの意味)、ドドイさん。