国際協力ボランティアの木村です。
先日、愛知県春日井市にある中部大学に行ってきました。国際関係学部の授業科目のひとつである「国際協力入門」の特別講師としてお招きいただき、講義をしてきました。
中部大学は私の母校です。講義の内容は大学卒業後、私自身がどのように国際協力の分野に携わってきたかという体験談が主でした。最近は国際協力の仕事に興味を持つ学生が増えてきたそうです。そういった人たちを前に、数年前までは学生側の席に座っていた自分が話をするなんて、とても恐縮で、とても光栄でした。
授業は大学1年生が対象で、自分が青年海外協力隊として赴いた、パプアニューギニアでの仕事や暮らしについて映像や写真も合わせて紹介。反面教師的な部分も含め、自分の体験談が今後、様々な場面で活躍するであろう人たちに参考になるよう心がけました。
授業終了後は、かつて自分が所属していたゼミの後輩たちと昼食。そのゼミでは必ず、先進国、途上国問わず、どこか海外に行くことになっているため、初めて途上国に行くという学生たちからたくさん質問をうけました。私は「学生だから、若いんだから、たくさんチャレンジしてほしい」と言いました。
自分も、また20代。海外で働きたいという思いが強くあります。今は国内におり、不慣れなデスクワークが中心の日々ですが、その思いを胸に頑張っていきたいです。
講義を聞いてくれた学生に送ったことわざをご紹介します。
どこでこの言葉に出会ったか忘れましたが、自分を鼓舞してくれる言葉です。 「人間到る処青山あり」 人間の活動のできるところはどこにでもある、 大望を達するために故郷を出て大いに活躍すべきだ、 という意味です(広辞苑より)。青山とは、墓場のこと。