<6月20日>
本部・啓発普及部野木です。
実は最近、新たなペットが事務所にやってきました。
啓発普及部 M部長が1人で黙々と可愛がっています。
朝、敷地内から小さなブーケくらいの桑を持ってきて餌やりをしています。
週末も世話ができるように自宅に連れて帰っている姿を発見。
さて、何が飼われているか皆さん分かりましたか?
「餌が桑」でピンとこなかった方、是非一度フィリピン・ネグロス島の
オイスカ研修センターの取り組みを見てください!
<6月23日>
本部・啓発普及部中西です。
昨日、静岡県浜松市にあるオイスカ高校・オイスカ開発教育専門学校で行われた学園祭で
ネグロスの養蚕普及プロジェクトの紹介をしてきました。
(こちらで広報室長も報告をしています)
広報室長が古巣のオイスカ高校について触れているので、
私は今年の3月までいた古巣の専門学校での出来事をご報告。
「お蚕さま」の成長に欠かせない食事(桑の葉)を採りに専門学校の農場にいったのですが・・・
何とそこにあるはずの桑の木がなくなっているではありませんか!!
農場の担当者に確認すると、「桑の木は4月に切ってしまって、今はない」とのなんとも冷たい返答。
学校の職員や学園祭に来場していた近所の方、校外まで行きおまわりさんや近所の農家さんにまで
確認するも、「学校の周辺に桑の木ははない」とのことで、急遽 浜北(昔養蚕が盛んだった地域)まで
お蚕さまの食事を採りに行くというエピソードがありました。
かつては養蚕業が盛んだった日本。いたるところで見られた桑がなくなっているんですね。
このような形で何気ない風景や植物が自分の身近から減っていることを実感する出来事となりました。
余談ですが、学校では、この出来事をうけて桑の木を新たに用意してくださるそうです。
皆さん、身近な動植物を見つめなおして、大事にしていきましょうね。
<6月28日>
本部・広報室の林です。
蚕が繭を作っています!
これは「回転まぶし」と呼ばれる蚕が繭を作る部屋です。
みんな上の部屋を好み、どんどんどんどん上に上にとはいあがっていくので回転させ上下を逆にするので「回転」という言葉がついています。
M部長が「蚕は8の字で糸を出して繭を作っていくんだよ」と解説するので観察すると、本当に頭を8の字に動かして繭を作っていました。一般的な白い繭だけではなく、黄色?金色??の繭も作っています。
それから、ちょっと変わり者の蚕も発見。
回転まぶしを用意してあげているのに、違うところで繭を作ってしまう子たちがいるのです。えさである桑の葉を入れた箱に敷いてある新聞紙の隅の方だったり、まぶしと壁の間だったり…。一番の変わり者は、まぶしの上の方にある段ボールの上に置いてあった封筒のちょっと口が開いているところに作ってしまった子です。
型にはまらないというか、常識外れというか、こういうタイプの子たちがムシの世界にもいるんですね。
生き物って不思議。