フィジー駐在員の菅原弘誠です。
オイスカ・フィジーにとって貴重な毎年の訪問者で支援者である宮澤さんと、 昨年に続いて2回目のお越しとなった阿部さんご夫妻、山本さん、 そして今年新たに山本さんのお孫さんの海璃君12歳! その5名の皆さんが先日、フィジーを訪れてくれました。(2013年の訪問の様子 )
皆さんの訪問は現地では5日間の弾丸スケジュールですが、毎年多くのイベントがあります。
その中でも注目すべきは、研修センターでの文化交流と、首相事務所に訪問したことでしょうか。 センターに訪問された際には、フィジーの農業研修生が歌などでお迎えしました。そして今年はそれだけでなく、ダンスを一緒にしたり、海璃君が日本流の茶道でお茶をたててくれ、研修生がそれを飲む、という異文化体験をしたりと、盛りだくさんでした。ふだんは砂糖たっぷりの紅茶を飲む研修生が、砂糖のお菓子を口に含み、その後甘みのない抹茶を飲んだ時の顔は、なんとも言えない、くしゃっとしたものでした。笑
更に今回は、宮澤さんと山本さん、海璃君も共にフィジー政府の首相事務所を表敬訪問、 事務次官(Permanent Secretary)のMr. Pio Tikoduadua氏に面会しました。
宮澤さんはこれまでも関係者の協力を得て車4台など多くの物品を フィジーでの活動に寄贈してくださっています。そうした動きの中で、 日本からフィジーに輸送した際の税金の状況などを確認、 継続したご協力への可能性を模索いただきました。
事務次官からは、オイスカのようなNGOからの草の根レベルでの協力、 さらにそのオイスカの活動を支えるべく、日本の個人の方からの 市民レベルでの協力があることに感謝の意が示され、 今後も引き続きの協力への依頼がありました。
フィジーでのオイスカの活動は、青年スポーツ省との協定をもとに行われていますが、 他の政府省庁や民間レベルでも、認識を広げていくことは必要です。 そういう意味でも、今回訪問者の方と一緒に首相事務所を訪れたことは、 意義があることだったように思います。
フィジーでは9月に民主化に向けた選挙が予定されています。 その様子を見守りながら、引き続き現地で活動を続けていければと思います。 ビナカ!