オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
今日はサンゴ礁保全活動でKorovisilou村に来ました。 ここは、村からサンゴの定植活動をしている場所まで非常に遠く、草をかきわけジャングル探検のような道を40分ほど歩く覚悟できていました。
・・・が、着いてすぐに村のボランティアとスタッフが地図を見ながら、 「近くまで車で行ける場所があるから、今日はそのルートで行ってみよう」 とのこと。少しほっとして、新しいルートで活動場所に向かいました。
いざ、活動を始めようとスタッフがサンゴ礁の定植方法について説明していると、タバコを吸っていたボランティアの一人が、何気なく、その吸殻を引き潮で海水面から出ている岩の上に捨てたのです。
フィジーでは、悪気なく、ゴミを捨てる人が多くいます。かつては、彼らの生活のほとんどが自然の恵みであったために、ゴミを捨てても、それほど問題がなかったのでしょう。それが習慣となっているようです。 しかし今は、プラスチックなど自然には分解が難しいものが生活にあふれています。それらのものまで、習慣として捨ててしまうのかもしれません。
活動はサンゴ礁の定植。でも、環境を守るために取り組んでいるわけですから、やはりゴミについてもしっかり管理できないといけませんね。 確かに、フィジーの海岸、村の中でもゴミが多く見られます。その意識を持ってもらうよう説明して、ゴミを持ち帰りました。
環境を守る、しっかりとした意識を持って行動できる人をどれだけ増やせるか。 まだまだ活動は続いていきます。