2013年5月22日

フィジーでのグリーンウェイブ2013

  • フィジースタッフ
  • オイスカ・フィジーの菅原弘誠です。
    昨年も紹介しましたが( https://oisca.org/blog/?p=1968 )、5月22日はグリーンウェイブの日。 オイスカは国連生物多様性条約事務局とMOUを交わしていること、 国連経済社会理事会でカテゴリー・ジェネラルに認定されていることもあり、 国連が推奨するこの活動に全面的に協力しています。
    (こちらもご覧ください→→https://oisca.org/news/?p=4727

    研修生と小学生が力を合わせて大きなマンゴーの苗木を植林
    研修生と小学生が力を合わせて大きなマンゴーの苗を植林

    今年フィジーでは、この5月22日に合わせて2校の「子供の森」計画参加校で植林を実施しました。
    まずは午前中、Nalagi Public Schoolでは学校の全生徒が参加して、学校の周辺にフィジー原生の果樹を中心に植林しました。実は今週は、フィジーで実施している農業研修の研修生も環境について学び、体験する週だったので、この植林には研修生も参加しました。
    研修生が穴を掘り、学校の生徒が木を植える。学校ではこの日に向けて校舎周辺に柵を作り、周辺で飼われている動物が木にダメージを与えないように準備もしていました。
    校長先生は、この取り組みをきっかけに「グリーンクラブ」を作り、植えた木の手入れをしていきたい、と意欲を見せてくれました。

    植林後、休む間もなくスタッフは移動、Loma Indian Schoolにやってきました。ここでも、先生や生徒が植林を楽しみに待っていました。それは、昨年末に発生したサイクロンで以前オイスカと一緒に植林した木の多くが倒れてしまっていたからです。
    ここでは、植林前に校長先生が生徒にスピーチをし、その中で「木も人間と一緒。植えてから手入れをしないと成長しない。毎日水をやり、話かけて、愛情を注ぐと、その気持ちが反映されてどんどん育つ。だから今日、木を植えてからは毎日木に話しかけてあげよう!」と説明してくれました。
    そう、まさにオイスカが伝えたいメッセージ、木の大切さ、気持ちの大切さ、校長先生にはしっかり伝わっているようでした。

    植林後も仲良く木の管理をしてくれますように!
    植林後も仲良く木の管理をしてくれますように!
    全校生徒が集まって活動について説明を聞く
    全校生徒が集まって活動について説明を聞く

     1日に場所を変えて2校での植林、スタッフには大変な一日でしたが、フィジーの中でも、学校から学校にグリーンウェイブが展開され、この動きが世界各地でつながっているんだな、と感じました。

    でも、今日でだけではなく、明日も研修生とマングローブやサンゴの植林が控えています。
    フィジーでの環境への取り組み、そして環境を守る人材の育成は続いていきます。 ビナカ!

    スタッフの子どもと
    現地スタッフの子どもと
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