本部・人材育成部の小林です。
人が呼吸をするように 愛し合う二人が髪を撫であうように 3年間の研修を終え、母国へ帰る人が笑顔になること…… そう、どれも自然なこと。 筆者が幼い頃によく舐めたタンポポを摘んだときに出る白い液体の味は忘れたが、ジェシーが宮城で学んできた養豚の技術や震災の体験は、生涯において忘れえぬものとなったことだろう。
成田空港へ行く途中、この3年間で何を学んだのか聞くと、技術的なことから実習先のご主人とそのご家族の暖かさ、さらには今後のオイスカ活動への熱い想いなど話が止まらず、空港へ着いてもまだ話し足りない様子。
彼がフィリピンに帰ってから見上げる空は3年前に見た空と違っているのだろうか。 もしそうであるならば、こう言ってあげたい 「空が変わったんじゃない、お前のハートが変わったんだ!」と。