本部・海外事業部の大垣です。四国研修センターへの2カ月の出張を終えて、9月1日に本部に戻ってきました。コンクリートだらけの東京に戻ってくると、朝靄をかき分けて田畑を真っ赤に照らす朝日やニワトリの鳴き声も遠い日の想い出になりつつあります。
香川県は綾川町に位置する四国研修センターでは、日本が誇る田園風景を思う存分堪能することができました。大自然のど真ん中で地域の人々とのつながりで紡ぎ出される農村生活は、まさに桃源郷でした。少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、都会育ちの私にとっては、日本の田舎はそれほどまでに美しく感じます。
今回の出張の目的は、夏の農作業手伝いがメインでした。西日本と中部センターにはすでに滞在したことがあるので、今まで訪れたことのない四国を熱望したところ、上司の図らいで希望を通していただけました。
行ってみた感想
現在の四国研修センターは、コロナ過の影響で研修生が来日することができないため、研修農場の管理がたいへんです。着いたときは予想通り朝から晩まで業務に忙殺される日々が続き大変でしたが、苦境においても「研修生のためにセンターを守り抜く!」ことをモチベーションに働かれているスタッフの姿は輝いて見えました。本部では感じることができない、センター、なによりスタッフのリアルな心情を肌で感じることができたのが一番の収穫です。
また忘れてはならないのが、センターを支えて下さるボランティアの方々の存在です。オイスカスタッフだけでなく、オイスカを想う地域会員の皆様がいつも食堂お手伝いなどを中心にセンター運営を支え続けて下さっています。底抜けに明るい讃岐の方々とのつながりが四国研修センターの魅力だと感じることができました。
滞在中は忙しかったのですが、それ以上にとにかく楽しかったです。その理由はやはり明るい人達との交流です。「香川県だけで634のうどん屋があるんやけど、なかでもあしこのうどんはほんまに美味いんや!ほんだきん、今度連れてったるわ!」「どうやお腹起きたやろ!?」といつも美味しいうどん屋や香川県の魅力を知る機会をつくってくださった小野所長をはじめ、「綾川町はええとこやろ。移住したらええわ。かわいい娘紹介したる!」と地元のおとうさん、人間として魅力的なスタッフ・ボランティア、地域の方々のお陰様でたくさんの元気をもらいました!
長年センターを支えていらっしゃる菅原先生、いつも違った角度から農業のヒントをくださった安部副所長はうまい写真が撮れなかったため、次回センターを訪れた際にご紹介させていただきます。
本当はもっと書きたいのですが、ここまでとさせていただきます。2カ月という滞在期間、関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!!読者の皆さんもぜひ四国研修センターを訪れてみてくださいね! リゲイン並みに元気をもらえるはずです。