四国センターのルイサです。
日本の料理の中で好きなものは、オクラの天ぷらです。 実は天ぷらを食べるのは日本に来てからが初めてではありません。 オイスカ東ティモール研修センターで研修を受けていたとき、時々日本人の駐在員が研修生たちに天ぷらを振舞ってくれました。オクラやエンサイ(空芯菜)、ニガウリなど東ティモールにある野菜の天ぷらです。
日本に来て天ぷらを食べたとき、少し味が違うのに気がつきました。東ティモールでは薄力粉が少なく高価なため、天ぷらを作るときにはキャッサバからとれる粉を使っていました。それに塩を多く入れて、東ティモール人好みの強い味にしていたからです。
四国センターの天ぷらの作り方は薄力粉の変わりに上新粉(米粉)を使います。上新粉を使うと時間が経っても衣がパリパリしているのでおいしいですし、カロリーが低くなるので体にも良いことを教わりました。
四国センターの調理実習では料理をおいしく作ることだけではなく、体のことを考えた栄養バランスや、料理をきれいに見せるための野菜の切り方や盛り付け方などを勉強します。でもなにより、朝昼晩と3食をみんな揃って「いただきます」をして笑顔で食べられることに幸せを感じます。