こんにちは!インターン生の秋葉です。
8月からインターン活動を行っていますが、先日パプアニューギニアにて有機農業の研修を指導している荏原美知勝さんに話をお聞きする機会をいただきました!
今回は荏原さんに現地の研修での嬉しかったこと、辛かったこと、また現在のパプアニューギニアの課題と今後の取り組みについてお話を聞くことができました。
化学肥料を使って稲を育てると生物が死に土地の栄養も貧しくなってしまいますが、有機農業では有機肥料を用いて農業を行うことにより土地を衰弱させることなく害虫にも負けない米を栽培し、現地にある資材を有機肥料として用いるので継続して栽培することができます。
荏原さんはパプアニューギニアへ赴任した当初、有機農業への指導を試みた時に害虫の大量発生による稲の不作や、現地の研修生の失態を叱るのではなく怒ってしまったことによる研修生との関係の悪化などの失敗を経験しました。しかしその翌年、現地で入手できる有機肥料の研究や研修生の指導に取り組み、ついには害虫にも負けない逞しく育った大量の稲を収穫することができました!
その時荏原さんは「研修をやってあげる」のではなく「研修を行う自分たちを現地の方々が受け入れてくれてる」ということに気付くことが大切だと仰っていました。
また害虫の課題が解消された現在も、まだまだ現地の稲作の課題は新しく出続けていますが、有機肥料を作るためのバイオトイレや川の水をろ過するための機械の製造普及など荏原さんは今後の取り組みに関してもとても生き生きした様子で語ってくださいました。
荏原さんのお話を聞いて、途上国への支援では現地の方との協力が不可欠であること、とにかく行動することが大切であるということを学ぶことができました。私も国際支援について「こんなことができたらいいな」、と思った際はとにかく行動に移してみようと思います。荏原さんありがとうございました!