はじめまして!インターン生の山中です。
オイスカで8~9月の2ヵ月間お世話になります。
これまでの活動期間中に海外の活動レポートをいくつか拝見したのでその感想を述べさせていただきます。
私はタイの植林活動レポートを読むまで植林活動は地球温暖化を防ぐためにやるべきことだと思っていました。実際それもありますが、オイスカでは植林活動を通じて、子供たちが、森の役割を学んだり、森を守るために何をすべきかを考えるという取り組みもしています。それが「子供の森」計画です。
また植林活動により、森林が形成されると地域住民にもよいことがあると分かりました。それは森林を活かした経済活動ができることです。レポートで紹介されていたのは、養蜂や山菜栽培です。実際にホイエン村とバボン村では、住民たちの年収がアップしたそうです。他にも、森林に在来種以外に果樹やコーヒーの木を植えることで様々な生産物を得ることができ、それらを加工して販売するといった取り組みにもつなげています。
私たちに様々な恵みをくれる森林も私たちが何のケアもしなければ自然災害に繋がります。そのためにオイスカでは森林を守るための方法を地域住民に教えています。その一つが消火活動です。森林火災が起きた時に迅速に消火するためにはどうすればよいのかをワークショップを開き、知識を持ってもらいます。他にも補植作業をしています。すべての苗が生き延び、きちんと成長をすることが出来ないため、補植作業をし、森林を守っています。
また、フィリピンのレポートを読み、自然が相手だからこそうまくいかないこともあることを知りました。その一つがエルニーニョ現象による少雨・ラニーニャ現象による多雨での野菜栽培の作業の遅れです。そうすると作物が上手く育たなくなります。結果フィリピン国内のレイテでは高価販売を期待できるトマトとレタスの販売が出来ませんでした。また、育牛産業では牛の交配がなかなかうまくいかず、繁殖計画の大幅な遅れが課題になっています。このように自然が相手だからこそうまくいかないことも多いですが、自然からもらえる恵みなしに人間は生きていけません。自然を大切にし、感謝していきたいと思いました。