本部・総務部の東海林です。
オイスカでは、アジア太平洋地域の国々を中心に様々な国際協力活動を展開していますが、今回はそのうちの一つマレーシアのお話です。
首都クアラルンプール近郊のセランゴール州ブラナンに、マラ公団職業訓練カレッジはあります。このカレッジは、2008年に開校した地方地域開発省管轄のマラ公団が運営する教育機関です。ここでは、半導体やロボット工学のプログラムを有する電子工学科の学生約300名が学んでいます。また、日本語の授業も必須となっており日本語スピーチコンテストや日本の文化や伝統を学ぶイベントも多く行われています。
先月上旬、このカレッジにオイスカを通して和太鼓が寄贈されました。学生のために和太鼓クラブを立ち上げたいということで、オイスカは和太鼓探しを依頼されていたのです。和太鼓は大変高価ですし、個人ではあまり所有することがないことからなかなか見つからなかったのですが、オイスカ関係者のご協力もあり愛媛県の東雲神社が一台寄贈してくださるということになりました。
写真は、カレッジ内にあるマラ・オイスカ日本語センターの学生さんたちと寄贈された和太鼓です。
今後、彼らが和太鼓という日本の伝統芸能を通じて日本により関心をもってくれたら嬉しいです。
日本人と一緒に演奏できる日が近い将来、実現するかもしれませんね。