海外事業部の森田です。
昨年末、インドネシアに新規に派遣した駐在員の査証(ビザ)取得のため、2020年の年末から1年がかりで準備してきました。ようやく査証が取得でき、無事派遣できましたので、これまでを振り返ってみたいと思います。
まずは前任者がコロナ禍で容易に帰国できない状況の中、ビザを延長してもらえるように登録先であるインドネシアの内務省に今いる駐在員の滞在期間の延長を申請しました。2021年2月末ごろには延長が認められ、とりあえず駐在員がいなくなる空白は何とか避けられることになりました。
この延長が認められる間に、新しい駐在員候補の履歴書やパスポートコピー、こちらからの推薦状などを添えて申請します。その後、インドネシアでも深刻な感染状況となったため、労働許可や査証申請を受け付けるオフィス自体が閉まってしまったこともあり、動きがパタッと止まって6月まで音沙汰なしの状態が続きました。
駐在員候補者へのオンラインのインタビューを経て、内務省から駐在員の滞在許可取得の推薦状が出たのが7月、これをもって次は国家官房府に派遣状の発行を申請しました。この後、またインドネシアにおける感染状況から国のオフィスが閉鎖され、外国人の入国もストップされたことにより、しばらく膠着状態になりました。
その間に、もう一人の駐在員についても人選をして上と同じ手続きをはじめ、追加で必要となったワクチン接種証明書や新型コロナに対応した保険への加入、最終学歴の証明書などを揃えて、結果的に10月に再開となった労働許可の窓口に申請しました。追加の駐在員は感染の落ち着きと共に多少のトラブルはありましたが、比較的順調に手続きが進み、12月に入って晴れて二人とも労働許可、査証を取得することができました。
随分と時間がかかってしまいましたが、この間、現駐在員には粘り強く対応してもらい、またそれを補佐する現地スタッフにも移動も難しい中で度々官庁に足を運んでもらい、感謝の念に堪えません。それでは新たに赴任したKさん、Oさん、最初は到着早々のホテルでの隔離で大変だったかと思いますが、後はよろしくお願いします!(Oさんの入国直後のブログ)