本部・広報室の林です。
7月に発生した九州北部豪雨の被災地で、オイスカは支援活動を
行っています。西日本支部・西日本研修センターを拠点に、福岡県朝倉市や
東峰村などにボランティアを派遣しています。
先日、研修センターから届いた速報(朝会の内容が全国のスタッフに共有される)に
あった、ボランティアに参加したOさんの感想が目に留まりました。
Oさんは元気なシニアで、退職後に西日本研修センターで活躍しているボランティアです。
一部抜粋して紹介します。
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昨日、10名で朝倉市のボランティアに行きました。
場所は萩町です。萩といえば柿が有名です。
道路から見える様子に「わぁっ……」と思いました。
“柿御殿”と呼ばれる立派なお宅がたくさん並んでいるところが、全部やられてしまっていました。
中には1階の全部が流されて、柱しか残っていないお宅もありました。
もう住めないでしょう。想像通りというか、想像以上というか、すごいところでした。
その中の一軒の農家に行ってお手伝いをしました。
そこは裏山が崩れてきていました。柿農家ですから倉庫にいっぱい物があるので、
まずは物出しから始まって、それから泥を掻き出して……といった感じでた。
もちろん1日では到底終わりません。
被害はお金ではかえられません。柿農家やそのほかの被害に遭われた方の
痛みや大変さは計り知れないものがあるけれど、
もう一度行きたい、何かできることをしたいと、思いました。
非常に心が痛い、体も痛い、頑張った一日でした。
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個人のお宅での活動という点に配慮して、今回の活動の写真はありません。
以前の活動地の写真を見てください。
↓こんなに堆積している泥をスコップで片づけて行くと ↓コンクリートの床が見えてきました!
暑い中、こうした力作業が中心のボランティア活動に参加したOさんが、
体だけではなく「心が痛い」と感じるのは、被害に遭われた方の痛みに寄り添って
いるからなのだろうなぁと感じました。
被災された方たちが一日でも早く落ち着いた日々を取り戻せることを願ってやみません。